beacon

[コマスポ]好調攻撃陣で開幕2連勝だ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第87回関東大学サッカーリーグ戦 2部第2節は14日、青山学院大学緑ヶ丘グラウンドで駒澤大が青山学院大と対戦する。開幕戦に4-1で快勝し、良いスタートを切った。だが青学大との前年度の対戦は1分1敗。アウェーで戦うこともあり、早くも前半戦の山場を迎えている。ただ、実力を出し切れば勝ちきれることは間違いない。前節のいい流れをつなげ、連勝してほしい。

 4ゴールと爆発した攻撃陣。エースFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)が躍動し2ゴールを決めた。どちらもアシストは今季加入の1年生。1点目はDF鈴木啓晃(1年=聖隷クリストファー高)のクロスからヘディングシュート、2点目はMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)の華麗なドリブルから、得意の左足でねじ込んだ。豊富な運動量で守備にも貢献した山本。勝利のためには間違いなく彼の得点が必要になる。さらに、駒大の攻撃で中心となる部分。それはサイドアタックだ。右サイドにはMF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)。キレのあるドリブルで相手ディフェンスを翻弄、多くのチャンスを作った。右サイドバック鈴木も含め、質の高いクロスを供給する。前節途中出場し、左サイドで異彩を放ったキム。秋田浩一監督が「独特のドリブルを持っている」と話すように、得意の突破でディフェンダー3人を交わし、リーグ初ゴールを決める。山本のゴールもアシストし、センセーショナルなデビューを飾った。今節も途中出場が濃厚で、流れを変えるプレーに注目したい。

 対する青学大。開幕戦で法大に4-1と勝利した。得点差を見れば快勝だが、後半のシュート数は法大の5に対して3。盤石とはいかなかったものの、後半はシュート3本で3点をあげており、効率よく得点したことが勝利へとつながった。注目すべき選手はMF関谷祐(3年=湘南ユース)だ。去年もレギュラーとして活躍し、5ゴール3アシストを記録。身長は165cmと小柄だが、持ち味であるドリブルを生かし、攻撃を活性化させる。開幕戦も得点を決め、調子は上々だ。

 好調青学大オフェンスを止めるために奮起が求められる駒大守備陣。要となるのはDF平尾優頼(3年=市立船橋高)とDF伊藤槙人(3年=浜名高)両センターバックだろう。ともに空中戦に強く、対人に優れている。相手はワントップで臨んでくることが濃厚だが、まずそのセンターフォワードを封じることが求められる。平尾と伊藤は高さに優れるため、足元や裏といった部分を狙ってくるだろう。早い判断とカバーリングで、2列目からの飛び出しも抑えなければならない。MF若山瞭太(4年=加藤学園暁秀高)も含め、マークの確認などをきっちりしてほしい。

 エースが活躍し、新加入選手にも活躍が見られた。最高の形でスタートを切ったわけだが、これを続けていかなければならない。ともに好調なスタートを見せた青学大との一戦は難しい戦いとなるだろうが、逆に言えばこれをものにできれば、スタートダッシュが決まったと言えるだろう。アウェーでの試合だが、応援のボリュームでは駒大も負けていない。応援を背に受け、勝利を掴んでもらいたい。

(文・駒大スポーツ  森下和貴)
PR:この度、駒大スポーツでは今、流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。

TOP