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[コマスポ]格下相手に今季初黒星…3連勝飾れず

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第3節は20日、駒沢オリンピック公園補助競技場で駒澤大VS東京国際大戦が行われた。開幕から二連勝、連続4得点とまさに波に乗った駒大。対する東国大も2連勝を収めている。ここで一歩引き離すためにも、両者3連勝を懸けた一戦となった。立ち上がりからペースは東国大にあった。ボールを回しに翻弄され、思うように動けない駒大は備陣が踏ん張り、前半をスコアレスで折り返す。後半は幾度とチャンスが訪れるが先にゴールネットを揺らしたのは東国大。1点を追い続けるも追い付くことは出来ず、0-1で試合は終了。惜しくも3連勝を逃してしまった。

 前節良い形で得点を演出したMF平野篤志(2年=大宮ユース)やMF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)のサイド突破を狙いたい駒大だが、この日は違った。中盤で細かいパスを繋ぎながら攻撃を仕掛けてくる東国大に、なかなかボールを奪えずシュートまで持ち込まれる場面が続いた。正確性のあるシュートではないが、際どいボールはGK大石健太(4年=磐田北高)が身体を張り難を逃れた。27分、右サイドで平野がボールを奪い、上げたクロスにFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)が飛び込むもこれは合わせられず絶好のチャンスをものに出来ない。更に34分、またしても平野がドリブルで二人を交わすと中に切り込み低いクロスを挙げる。これを山本が触りゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。再び先制のチャンスを逃してしまう。東国大のパスワークに翻弄され、駒大らしいサッカーを見せられなかったが、なんとか失点を0に抑え、前半を終了した。

 運動量が求められる後半、開始直後の53分ついに試合が動いた。右サイドからグラウンダーのクロスを挙げられると左サイドにいたフリーの選手がきっちり合わせ先制点を献上。今季初、先制点を奪われた駒大は悪い流れを断ち切りたい思いで平野に代わり、得点を期待されるMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)を投入。大きく流れを変えることは出来なかったが、「去年は2点3点取られていたのを耐えられたので少しは進歩した」と試合後に秋田監督が語るように冷静さを保ち失点を抑えた。駒大の得意な形とされるセットプレーではDF平尾優頼(3年=市立船橋高)やDF伊藤槙人(3年=浜名高)の高さから得点を狙いたかったが、合わせられない。88分、小牧とキムのパス交換から最後はフリーになった小牧がシュート。これは惜しくもわずかにゴール右へそれてしまう。後半幾度ものチャンスをものに出来なかった駒大は1点を返せず試合を終えた。

 波に乗ったはずの駒大だが、「気持ちの面で負けていた」と秋田監督は指摘した。また、三連勝を収めることは出来なかったものの、失点後には去年とは違う冷静さを見せ、さらなる失点を食い止めた。去年とは数段違う駒大が確かに見られた試合だった。リーグはまだ3節目。これから十分巻き返すチャンスはあるはずだ。気持ちを切り替えて、駒大らしいプレーに期待したい。

(文 駒大スポーツ 射手真矢)
(写真 同 藤原菜摘)
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