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[ケイスポ]王者相手に大量失点で大敗 専大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[4.20 関東1部・前期リーグ第3節 慶應義塾大1-6専修大 江戸川区陸上競技場]

 中大・早大に2連敗を喫してしまった慶大。序盤から波に乗ることの出来ない慶大の今週の相手は攻撃陣に多数のタレントを擁する専大だ。前半こそ武藤嘉紀(3年=F東京U-18)のゴールや粘りのディフェンスもあり1-2で折り返すが、後半は完全に専大ペース。長澤・仲川の両エースをフリーにさせてしまう場面が目立ち結果は1-6の大敗を喫してしまった。

 先に点を取ったのは専大だった。前半14分、相手のスルーパスに反応しようとした峯達也(3年=桐光学園高)が相手選手をPA内で倒してしまいPKを献上。これをきっちり決められ慶大は先制を許す。その後も専大自慢の攻撃陣に攻め込まれる場面も見られたが、峯のナイスセーブもあり追加点を許さない。すると35分には長尾賢太郎(3年=神戸U-18)のクロスに松下純土(4年=國學院久我山高)が合わせる。しかし、ゴールには至らない。さらに37分には山浦新(3年=東京Vユース)のクロスから増田湧介(3年=清水東高)、平戸奨眞(3年=暁星高)が立て続けにシュートを放つも相手のディフェンスに阻まれてしまう。慶大にとってもどかしい展開が続いたが、松下からのパスを受けた武藤が、PA外から相手にマークされながらシュートを放つとボールはそのままゴールネットを揺らし、同点に追いつく。しかし、43分星野にミドルシュートを決められ、1-2の1点ビハインドで前半を終えた。

 逆転を目指して後半に臨んだ慶大。しかし、後半は王者の実力をまざまざと見せ付けられる。後半5分、右サイドを崩されたのを皮切りに専大の怒涛の攻撃が幕を開ける。10分にも決定的なチャンスを作られると、14分、専大のエース・長澤にゴールを奪われると、昨季の課題であった「1点取られると立て続けに失点をしてしまう悪い癖」(須田監督)が露見してしまう。28分、31分、44分と立て続けにゴールを奪われ1-6の大敗を喫してしまった。

 相手は仲川・長澤など大学でもトップクラスのストライカーがそろう。当然慶大としても十分に警戒していたはずだが、「あまりにもフリーにさせすぎた」(松下)。中大・早大・専大と強豪との戦いが続いたとはいえ開幕3連敗は慶大にとってショックは大きい。しかし、「試合は待ってくれない」(松下)。1週間という短い期間ではあるが、きっちりと今節の反省を生かして次につなげて欲しい。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会 住田孝介)

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