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[コマスポ]今季初の完封勝利!勢い掴み連戦

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第4節は28日、ShonanBMWスタジアム平塚で駒澤大VS関東学院大戦が行われた。試合は関学大ペースで進んでいったが、前半終了間際に中村駿(2年=習志野高)が相手のミスを逃さず先制点を決めると、後半は前掛かりになった相手にカウンターから追加点を決め、2-0で駒大が快勝した。

「先週の試合と同じで入りが悪く相手のペースに合わせてしまった」とMF碓井鉄平(4年=山梨学院高)が振り返った通り、前半は関学大が主導権を握る。駒大は前線から激しくチェックしにいくが、関学大の最終ラインがロングボールでプレスを回避すると簡単に裏を取られ、守備陣が後追いするシーンが目立った。15分には、そのロングボールから関学大FWに振り切られた伊藤槙人(3年=浜名高)が手で掴んでイエローカード受けるなど、駒大は後手に回った。

 20分には、FW橋村圭太(2年=かえつ有明高)にまたも裏を取られクロスを送られると、ゴール前で完全にフリーだったFW萱沼優聖(2年=山梨学院高)が合わせるもヒットせず、駒大は事無きを得る。

 さらに25分、カウンターから萱沼に縦パスを送られると駒大の2CBがお見合いしてしまい、走り込んだDF木村魁斗(2年=横浜FMユース)に完全にフリーで突破されたが、これはGK大石健太(4年=磐田北高)のナイスセーブでピンチを逃れた。

 駒大も奪ってから素早く前線の選手にボールを送るが、送るタイミングがセカンドボールを拾う準備ができていない時に蹴ったり、判断ミスからボールを失うなど、なかなかチャンスをつくることができなかった。

 しかし前半終了間際の45分、相手のクリアミスを中村が拾うと、そのままドリブルでペネルティエリアに侵入し、右足を振り抜くとゴール右上に豪快に突き刺さり、駒大が先制点を得る。

「後半は余裕を持ってむかえることができた」(FW山本大貴(4年=ルーテル学院高))。駒大が先制したことで、後半は関学大が前掛かりになって攻撃をしかけてきたが、その分前線にスペースが生まれ、駒大がカウンターからチャンスをつくるようになる。

 すると55分、ロングボールからFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)がヘディングで裏にそらすと、走り込んだ山本がスライディングで流し込み2-0と突き放す。

 その後、運動量が落ちてきたところでMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)を投入すると、左サイドから何度もドリブルで仕掛けてチャンスを演出したが、決めきることはできず。山本も「キムはドリブラーなのでセンタリングの上げるタイミングの部分でもう少し意識していたら」と話した。

 試合はそのまま2-0で駒大が勝利し、試合後にはこの日、誕生日を迎えたMF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)にスタンドから祝福が送られるなど、チームは非常に温かい雰囲気に包まれていた。しかし、ここからは連戦となり厳しい戦いが予想される。それでも、中村が「総力戦になると思うので、チーム全員で勝ちたい」と話すなど、選手達に浮かれる様子は一切なかった。

[写真]中村は先制点を挙げ、チームを勢いづけた

(文 駒大スポーツ 猪熊脩登)
(写真 同 清村亮太)

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