第87回関東大学サッカーリーグ戦1部は12日、第7節2日目の2試合を行った。

　首位の専修大と筑波大との一戦は専大が2-1で逆転勝ちした。筑波大は0-0の後半30分、MF曽山慶太(4年=アミーゴス鹿児島U-18)のゴールで先制。だが、専大は後半33分、MF北出雄星(2年=三菱養和SCユース)のアシストから全日本大学選抜FW仲川輝人(3年=川崎F U-18)が同点ヘッドを決めると、36分には北出が決勝ゴールを決めて2-1で逆転勝ちした。

　明治大対早稲田大戦は前半19分にMF上形洋介(3年=早稲田実高)のゴールで早大が先制。明大は後半1分にDF八塚利朗(4年=東京Vユース)のアシストからFW西澤厚志(4年=前橋育英高)が同点ゴールを決めるが、早大は1-1の後半アディショナルタイムにMF池西希(4年=浦和ユース)が決勝ゴールを決めて2-1で競り勝っている。

　11日は第7節1日目の4試合を行った。2位タイの日本体育大は慶應義塾大と対戦し、1-2で敗れた。試合は前半14分、MF増田湧介(3年=清水東高)のアシストからMF山田融(2年=横浜FMユース)が決めて慶大が先制。慶大はさらに後半9分にもFW端山豪(2年=東京Vユース)のゴールで加点する。日体大は14分にFW北脇健慈(4年=東京Vユース)のPKで1点を返したが、逃げ切った慶大が2-1で勝った。

　5位・中央大は流通経済大とスコアレスドロー。2試合連続無失点だったが、シュート2本で無得点に終わった。

　前節1部初勝利を挙げた桐蔭横浜大が2連勝とした。国士舘大と対戦した桐蔭大は後半5分、MF末廣浩暉(1年=広島ユース)のインターセプトから絶妙な連係で抜けだしたFW坪井秀斗(3年=習志野高)が右足で決めて決勝点。この1点をGK島崎恭平(4年=流通経済大柏高)中心に守り、1-0で勝った。

　東洋大は高校選手権得点王の注目ルーキー、FW仙頭啓矢(1年=京都橘高)が初ゴールを決めた。順大と対戦した東洋大は1-1の後半8分、仙頭がドリブルシュートを決めて2-1。だが順大は後半43分、FW原田開(4年=磐田ユース、前・湘南ベルマーレ)のアシストからFW和田直己(4年=静岡学園高)が同点ゴールを決めて2-2の引き分けに持ち込んでいる。

【第7節】(5月11日)
[味の素スタジアム西競技場]
国士舘大0-1桐蔭横浜大
[桐]坪井秀斗(50分=補・末廣浩暉)

[龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド]
中央大0-0流通経済大

[古河市立古河サッカー場]
順天堂大2-2東洋大
[順]原田開(11分)、和田直己(88分=補・原田開)
[東]内田築(45分+1=補・馬渡和彰)、仙頭啓矢(53分)

日本体育大1-2慶應義塾大
[日]北脇健慈(59分=PK)
[慶]山田融(14分=補・増田湧介(54分=端山豪)

(5月12日)
[味の素フィールド西が丘]
明治大1-2早稲田大
[明]西澤厚志(46分=補・八塚利朗
[早]上形洋介(19分=補・池西希)、池西希(90分+2)

専修大2-1筑波大
[専]仲川輝人(75分=補・北出雄星)、北出雄星(81分)
[筑]曽山慶太(75分)

[写真]国士舘大vs桐蔭横浜大

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