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[コマスポ]初勝利へ!激戦必至の明大戦

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 第88回関東大学サッカーリーグ戦1部第4節は、20日に味の素フィールド西が丘で駒大は明冶大と対戦する。前節の国士舘大戦は終始試合をコントロールしながらも、終盤に手痛い同点弾をくらい勝ち点1に留まった。勝ち点3が目前に迫っていただけに、悔しい結果となってしまった。今節の相手は明治大。選手たちも口を揃えて言うように「巧い」相手であり、難しいゲームになることが予想される。試合巧者・明治大相手にどこまで戦えるか。1部復帰後、初勝利に期待がかかる。

 前節の国士舘大戦。前々節同様、先取点を奪ったのは駒大だった。CKからのこぼれ球を川岸裕輔(4年=前橋育英高)が左足で蹴り込み幸先よくゲームを進めることに成功した。その後、同点に追いつかれるも後半に小牧成亘(4年=ルーテル学院高)が決め逆転。このまま終わると思われたが、終了間際に一瞬の隙を突かれてしまい再度同点に追いつかれてしまった。早大戦、国士舘大戦ともに駒大のリズムで試合を支配出来ていた。しかし、決定機を逃し続け、ワンチャンスをものにされてしまうという悪循環が起きてしまっている。これが今の駒大の”弱さ”なのかもしれない。ただ、開幕戦の完敗から一転、ここまで戦えているという事実もある。あと一つ、歯車ががっちり噛み合えば、快進撃が始まる可能性もあるだろう。

 明治大戦は駒大のサッカーをやり続けられるか、がポイントになってくる。相手に合わせず、辛抱強く、粘って耐えることで勝機が伺えてくる。駒大の武器である右サイドからの攻撃の数が多ければ多いほど得点チャンスも増えてくる。今節は右サイドからの攻撃に注目だ。もう一点、守備陣は開幕から複数失点が続いてしまっている。ポジショニングや球際の寄せ、そういった面でのプライドも魅せて欲しいところだ。久しぶりの「無失点」にも期待がかかる。関東リーグ屈指のタレント擁する明治大相手に勝ち点3を獲得することで大きな自信にもなるだろう。

 明治大は3試合を終えて1勝2敗の勝ち点3。開幕ダッシュには失敗してしまった。前節の流経大戦は拮抗した試合展開の中、76分に失点を喫しそのまま敗れてしまった。まだ始まったばかりではあるが、優勝を狙う明治大にとってはこれ以上上位に離されたくはないだろう。個々の能力が高く、組織力もある。差波優人(3年=青森山田高)から繰り出される多彩なパスには要注意だ。

「僕らは勝つしかない。もっと一丸になって徹底して、絶対勝ちたい。」国士舘戦後主将の平尾優頼(4年=市立船橋高) はこう語った。攻めの形は出来ているし、チャンスの数も多い。得点も記録している。あとは一丸になって勝ち切るだけだ。苦しい幕開けになってしまったが、駒大のサッカーを90分やり続けることが出来れば、初勝利は掴めるだろう。2年ぶりの1部の舞台で勝利を目指す赤黒イレブンに大きな期待をしたい。

(文 駒大スポーツ 権平雅大)

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