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[スポ東]拓大に惜敗…3連勝ならず

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[5.6 第88回関東大学サッカーリーグ戦・前期2部リーグ第7節 東洋大0-2拓大]

 2戦連続逆転勝ちと勢いに乗る東洋大は、同じく3戦負けなしと調子を上げてきた拓大に挑んだ。好機を作るも得点を奪いきれず前半を折り返すと55分、ゴール前の混戦からオウンゴールを献上し先制を許してしまう。81分にもカウンターから一瞬の隙をつかれ追加点を奪われる。試合はこのまま終了し、首位・神大との勝ち点は10に広がった。

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(4年=成立学園高)
▽DF
郡司昌弥(3年=柏U-18)
田口慎太郎(4年=帝京高)
石坂元気(3年=広島ユース)
78分→杉山丈一郎(3年=市立船橋高)
池田稔樹(3年=桐生一高)
78分→筑井駿(4年=前橋育英高)
▽MF
郡司直哉(4年=水戸葵陵高)
斉藤昂太(4年=八千代高)
小山北斗(3年=帝京高)
仙頭啓矢(2年=京都橘高)
▽FW
平石直人(4年=帝京高)
遊馬将也(3年=武南高)
87分→佐々木雅人(4年=西武台高)

 前節途中出場し結果を残した郡司直と遊馬をスタメンに据え連勝を狙いに行くが、ピッチ上には強い風が吹き付ける。古川監督もこの風がキーになると感じ試合に臨んでいた。

 前半は風上に立ち試合の主導権を握る。まずは21分、田口のビルドアップから細かくつなぎ、最後は平石がゴールを狙うも枠を超えてしまう。このファーストシュートを皮切りに攻撃陣のエンジンがかかりだした。29分には郡司直が右サイドに大きく展開すると石坂がオーバーラップしゴール前にクロスをあげる。遊馬が滑り込んでシュートしゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドと判定されゴールは認められない。33分、斉藤のCKからニアで遊馬がダイビングヘッドで合わせるもバーに嫌われる。43分には仙頭がPA内で遊馬に絶妙なパスを供給、それを受けた遊馬が後ろから相手に足を掛けられるもノーファールとみなされ絶好のチャンスをものにできない。このまま前半は終了し0-0で試合を折り返す。

 後半、風下に陣を取ったことで難しい試合展開を余儀なくされた。今までチャンスを作らせてはいなかったDF陣だったが、55分、右サイドから崩され、ゴール前に弾道の低いセンタリングが入ってくる。郡司昌がクリアするも、そのボールが不運にもゴールネットに突き刺さってしまい先制を許した。しかし、このままでは終われない東洋大は猛攻を仕掛ける。61分、中央の斉藤が左サイドでフリーとなっていた平石にパスを供給すると、平石はそのままPA内に侵入しGKも抜きにかかるが、キャッチされてしまう。75分、平石からのクロスに遊馬がヘッドで合わせるもわずかに枠を捉えることができない。現状を打破するため、77分に両サイドバックを一気に交代する。左サイドにはけがから復帰した筑井が、右サイドには杉山を投入する。しかし、81分、カウンターからピンチを招き、一度は浅沼がクリアするもこぼれ球を押し込まれ、リードを2点に広げられてしまう。86分、スピードが自慢の佐々木を投入し最後の攻勢にかかるも、相手の堅い守備を崩せず0-2で敗れた。

 前節、関学大を破った勢いそのままに3連勝を狙ったが、拓大の前に屈した今試合。これ以上、上位と勝ち点を離されたくなかっただけに手痛い一敗となったが、昨年からレギュラーメンバーだった筑井も足首のけがから復帰し徐々に戦力は整ってきた。もう昇格のためには負けられない。チーム一丸となり目の前の勝ち点3を取りに行く。

[写真]初スタメンの郡司直は前線にパスを供給した

(文 スポーツ東洋 村田真奈美)
(写真 山本純平 国府翔也)

[次節試合予定]
第8節・5月11日東農大戦(11:30@日体大健志台グラウンド)

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