beacon

[コマスポ]桐蔭大戦、勢い持続し4連勝なるか

このエントリーをはてなブックマークに追加
[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第88回関東サッカーリーグ1部第8節は10日、県立保土ヶ谷公園サッカー場で駒澤大が桐蔭横浜大と対戦する。前節、筑波大戦で4-3と壮絶な点の取り合いを制し3連勝を飾った。2点ビハインドの中でも逆転に成功し粘り強さ魅せつけた。今節の桐蔭大戦も勢いを持続させ、4連勝を狙いに行く。

 前節は序盤からDFとGKとの連携が上手く行かず2失点。攻めに関してもFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)が競り勝ったセカンドボールを上手く拾えず、流れの良くない前半だったが、後半は逆に序盤からセットプレーで1点返すと、小牟田のゴールで同点。さらにMF板倉直紀(4年=千葉U-18)のゴールで逆転に成功。その後すぐに追いつかれるも、裏へと抜け出したMF小牧成亘(4年=ルーテル学院高)が相手GKとの1対1をシュートで流し込み、勝ち越しゴールを挙げ試合終了。駒大らしさが出たサッカーで筑波大に勝利を収めた。秋田浩一監督もこのシーソーゲームは「予想していなかった」とコメントしたが、選手が勝ちたいという気持ちがこの良い結果を招いた。自分達のサッカーを徹底すれば自ずと結果がついてくるので、それが今節でもできるのか注目したい。

 今節の対戦相手である。桐蔭大は現在勝ち点「4」で11位のチーム。前節では中央大に今季初勝利を許し、筑波大と同じく深刻な状態に陥っている。桐蔭大と言えば記憶に残るのが、2年前の86回大会2部第18節。3位の駒大と2位の桐蔭大の直接対決。勝利したチームは昇格へ大きく前進するという分岐点となる一戦で、駒大は2点を先取するも、その後桐蔭大にカウンターをくらい立て続けに失点。逆転を許してしまった。そのシーズン駒大は昇格を逃し、桐蔭大は1部へと上がった。苦い試合をした、雪辱を果たす為に注意すべきはMF山根視来(3年=ウィザス高)。縦への突破力を武器にチームの得点源となっている。リーグ戦では5得点を決め好調で、2年前の駒大戦では逆転ゴールを決めている。この選手をどのように抑えられるかが勝負のカギとなるだろう。またMF大野誠(4年=甲府U-18)は精度の高いキックを持ち、セットプレーも任せられるチームの中心となる選手。前節、守備面の課題でもあるDFとGKとの連携が試される。

「一生懸命やれば何かが起こる」と秋田監督がコメントしたように。サイド攻撃やセットプレーなどが駒大らしいサッカーであり、あとはそれを徹底すれば、得点のチャンスが見えてくる。桐蔭大に勝利し常勝軍団になれるか。はたまた敗北し下位に留まってしまうのか。今節は今後を占う大きな分岐点となる試合になるだろう。

(文 駒大スポーツ 清村亮太)

PR:駒大スポーツでは、今流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。

TOP