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[コマスポ]「らしさ」出せず、苦しい三連敗

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第20節は2日中央大学多摩キャンパスサッカー場で駒澤大VS中央大戦が行われた。駒大は前半24分に失点すると、その1点を守り切られるかたちで、中央大に敗戦。3連敗を喫してしまった。

「駒大らしさがない」。秋田監督の言葉どおり、駒大の良さが息を潜めた試合だった。連敗する前は、縦に速い攻撃に相手DFを焦らせるほどの勢いがあり、点を取られても取り返せるだけの破壊力があった。しかし、今節はMF唐木沢真也(3年=前橋育英高)が「前にボールを運べてはいるが、シュートで終われていない」と語るよう、前半のシュート数は0本、後半に入っても僅かに4本と、攻撃陣が不発に終わった。さらに、得意のセットプレーでも精彩を欠き、得点の匂いは感じられなかった。「(連敗中だからこそ)気持ちでゴールに押し込むことが大切になってくる。一人一人のメンタル面をかえていかないといけない」(唐木沢)。

 「やられる気もなかったし、相手が巧かったかと言うとそういう訳でもなかったので、ほんの一瞬の隙をつかれてしまった」と平尾優頼(4年=市立船橋高)主将。続けて「それが1番良くなかった」と試合を振り返った。これで4戦勝ちなし。勝利を目指し、ひた向きに戦い続けても勝てない状況ほど苦しいものはなく、思うようなプレーが出来ないこともある。そんな中で生まれる一瞬の隙は簡単に埋められるものではない。それでも勝つためには相手より常に“あと一歩”前に出てプレーし、勢いを呼び込むことが必要だ。

 次戦は平尾主将と伊藤槙人(4年=浜名高)が警告の累積で出場停止。主軸2人を欠く次節、チームに漂う悪い流れにのまれていない選手の登用で状況を一転させるきっかけにしたい。そして、この逆境を跳ね除ける気概を携えて試合に臨んでほしい。今度こそは“必ず勝つ”という熱い意志とともに。
[写真]
(文 駒大スポーツ 向江凌理)
(写真 同 森 綾香)
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