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[コマスポ]最終節に繋げる、待望の勝利!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第21節は11月8日、江戸川区陸上競技場で駒澤大VS慶應義塾大が行われた。前節の中央大戦では、自分たちのサッカーが出来ず0-1という結果で勝ち点を逃し、4試合勝ちなしという不調の中むかえたこの試合。インカレ出場権をかけた直接対決とあって、応援席からはいつも以上の熱気が感じられた。リーグ戦も残すところわずか2節となり、最終節に繋げる為にも勝利が欲しい駒大。結果は2-1で、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。

この日は、主将の平尾優頼(4年=市立船橋高)と伊藤槙人(4年=浜名高)が累積により出場停止で、最終ラインは4人中3人が3年生でスタメンが組まれた。ストライカー小牟田洋佑(4年=前橋育英高)も怪我で試合に出ることができず、その試合の成否の大部分を3年生に託された。

 立ち上がりは、両者慎重にボールを運び、一進一退の時間が続く。18分に中村駿(3年=習志野高)のクロスに菊池将太(3年=浦和東高)がダイビングヘッドで反応し勢いづけるも、その後の決定的な場面でなかなかゴールラインを割ることが出来ずもどかしい時間が続いた。その一瞬の隙を突かれ、35分にCKを頭で押し込まれ先制を許してしまう。しかし43分、板倉直紀(4年=千葉U-18)のシュートのこぼれ球を中村が押し込み、前半を同点で折り返す。

 後半は相手の運動量が落ち、試合は駒大ペースで進められた。主力メンバーの不在で心配された最終ラインも、終始落ち着いた対応で相手の攻撃ターンを処理し、奪ったボールを前線に繋ぐことが出来ていた。しかし、FW陣の決定力のなさが目立ちスコアは1-1のまま、なかなか動きを見せなかった。このままドローで終わるのかという空気が流れ始めた85分、この日平尾に代わってキャプテンマークを巻いた板倉のCKをファーサイドの菊池がゴール隅に押し込み、ついに逆転に成功する。そのまま試合終了を告げるホイッスルが鳴り、駒大は待望の勝ち点3を手にした。

 後輩たちの力もあり、勝利で最終節に繋げることが出来た。21節終了時点で駒大は6位、インカレ出場権は未だ確かなものではない。4年生にとっては最後のリーグ戦である、次節の流経大戦。彼らの有終の美を飾る結果であって欲しいと願う。

[写真]試合後、ほっとした表情を見せる板倉

(文 駒大スポーツ 小金沢遥)
(写真 同 高尾葉菜)
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