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[ケイスポ]無敗同士の対決は両者譲らずドロー:順天堂大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[4.13 関東大学1部リーグ第4節 慶應義塾大1-1順天堂大]

 強風のフクダ電子アリーナで迎える第4節、慶應義塾大は前節と同じメンバーで順天堂大戦へ臨んだ。

 試合開始直後、慶大が積極的に仕掛ける。ロングボールとショートパスをおりまぜた攻撃で順大ゴールに迫る。5分には溝渕雄志(3年=流通経済大学付属柏高校)のクロスから渡辺夏彦(2年=國學院久我山高校)が合わせるもゴール右に外れる。順大も徐々にペースを握り始める。11分に17番小島に左サイドを突破され、フリーキックを与えピンチを迎えたがDF陣が体を張り、なんとか凌いだ。15分、井上大(3年=國學院久我山高校)の素晴らしいサイドチェンジから得た右からのフリーキックを宮地元貴(3年=東京Vユース)がヘッドで競り勝つもボールはサイドネット。

 攻めながらも決定機をつくれないでいると順大に試合の主導権が移る。22分には順大の7番進藤に裏に抜けられるがGK宮原隆志(4年=武蔵高校)が飛び出しクリア。32分、クリアミスを拾われ、左サイドからのクロスを11番米田にヘッドで合わせられ、先制を許してしまう。その後も攻め立てられ、36分には順大8番新里がDFをかわし1対1になったがGK宮原のスーパーセーブで追加点は許さない。前半は順大ペースで折り返す。

 後半開始後55分に黄将建(4年=近畿大付属高校)に変え手塚朋克(2年=静岡学園高校)を入れてペースを変えると、56分に得意の速攻からその手塚が得たコーナーキックを宮地が得意のヘディングで押し込んだ。開幕戦でも見せた宮地のセットプレーからのゴールであった。ゴール後には慶大が試合の主導権を握る。

 67分には溝渕の絶妙なラストパスを送るも手塚はシュートミス。さらにその直後、端山豪(4年=東京Vユース)がこぼれ球をダイレクトで狙うもゴールわずか上に外れた。順大もペースを取り戻そうと選手交代で打開策を探るが慶大の前線からの鋭いプレスに対応できない。89分にクロスのこぼれ球を望月(3年=静岡学園高校)が狙い、外れるなど試合終了まで慶大が攻め続けるが追加点を挙げることはできなかった。

 試合終盤は攻め続けた慶大であったが前節に続き勝ち点1止まりとなった。

試合後の監督・選手コメント

●須田芳正監督

―試合を振り返って
「追いついたのでいいゲームだったと思います」

―前半の立ち上がりは良く20分過ぎから相手に押し込まれる場面が多かったが。
「DFのところで追い込むときに追い込み方が悪かったし、狙いどころを全体が共有できなくて後手を踏んでしまって、相手のペースになってしまった。1点はしょうがなく、前半は0-1で後半に勝負をかけました」

―勝ちたかった試合では?
「もちろんそうですね。今年はリーグ制覇を目標に掲げているし、決定機もあったのでそこをなんとか決めていればとは思いますが、この前の試合と同じように2試合連続で追いついたのは、先制したチームが7、8割勝つ現代サッカーを考えると選手たちもよく粘ってくれたと思います」

山田融副将(4年=横浜FMユース)
―今日の試合を振り返って。
「前節で引き分けて、勝ちたかったのですが、チームとして勝ちきれなかったのがとても悔しいです」

―次節に向けて。
「相手が王者なので、自分たちは勝っていないので、しっかり勝って悪い流れを断ち切りたいと思います」

(取材・文 吉田遼平)

[次節試合予定]
第5節・4月25日専修大戦(11:30@味の素フィールド西が丘)

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