[MOM441]専修大FW鈴木厚太(2年)_「点を取れなくなったらポジションは無い」、覚悟のFWが逆転弾!
[5.21 第91回関東大学L1部第6節 法政大1-2専修大 味スタ西]
開幕戦以来となる5戦ぶりの勝利をもたらした。専修大は法政大に2-1の逆転勝利を収めた。先制されたが追いつくと、後半34分にFW鈴木厚太(2年=飛龍高)が逆転ゴールを頭で押し込んだ。ルーキーイヤーは出番の無かったFWが“得意な形”でネットを揺らし、勝利の立役者となった。
昨季の専修大ではルーキーFW岸晃司(1年=川崎F U-18)やMF氣田亮真(1年=千葉U-18)が出場時間を伸ばしていくなか、鈴木の出番はなし。同級生の活躍をスタンドから見つめていた。それでも大学2年目で迎えた今季はチャンスをつかむべくピッチ上で奮闘している。デビュー戦となった開幕戦・東洋大戦(2-0)で先発すると、大学リーグ初弾となるゴールも記録。そこから途中出場だった3節を除く全ての試合で先発。しかし自身2点目は遠く、チームも4戦未勝利(2分2敗)。それでも第6節・法政大戦で再び結果を出し、チームを救ったのだ。
1-1に追いつき迎えた後半34分、相手ボールを奪取してのカウンター。PA手前正面のMF岡本勇輝(2年=横浜FCユース)のパスをMF葛谷将平(3年=大津高)がスルー。MF蛭田拓海(2年=前橋育英高)の左足シュートはGK関口亮助(4年=浦和ユース)に弾かれたが、こぼれたボールに反応していたのは鈴木。素早く詰めると頭で押し込んだ。
「今日のようなチャンスを慶大戦で外してしまって、それがシュート前に過ぎりましたが、確実に決められて良かったです」と笑顔のFWは「いつもは興奮しているんですけど、あの場面は結構落ち着いていて、今日は落ち着いていたから決められたのかなと思います」と胸を張る。
小学校時代から中学・高校とゴール前でのこぼれ球へこだわりを持って取り組んできた。慶大戦では、こぼれ球に詰めた決定機を外していたが、ようやく飛び出した“得意な形”でのゴール。「こぼれ球とかで点を取れることが多いので。あのときは予感というか、自分はああいうところでしか決められないと思っているので、ああいうところを決めていければ得点する確率も高くなると思います」と安どの表情を浮かべた。
「出場を重ねて緊張とかもなくなっていくなかで、自分が持っている嗅覚というか狙っているところに走り込むことができたので、良かったのかなと思います。それでも今日はシュート1本だったと思うので、まだまだ。関東リーグでまだ1試合2点を決められていないので、そこを決められるように追求していきたいです」
苦杯を舐めたルーキーイヤーを乗り越え、チャンスをつかもうとしている2年目のシーズン。チームも今季2勝目を手に入れ、「ちょっとホッとした部分が大きいですね」と微笑んだ鈴木だったが、「自分はFWなので走ることと点を取ることが要求されていると思うので、点を取れなくなったら自分のポジションは無くなる。そこを分かっているのでしっかりと点を取っていきたいです」とさらなる活躍を誓った。
(取材・文 片岡涼)
●第91回関東大学1部L特集
開幕戦以来となる5戦ぶりの勝利をもたらした。専修大は法政大に2-1の逆転勝利を収めた。先制されたが追いつくと、後半34分にFW鈴木厚太(2年=飛龍高)が逆転ゴールを頭で押し込んだ。ルーキーイヤーは出番の無かったFWが“得意な形”でネットを揺らし、勝利の立役者となった。
昨季の専修大ではルーキーFW岸晃司(1年=川崎F U-18)やMF氣田亮真(1年=千葉U-18)が出場時間を伸ばしていくなか、鈴木の出番はなし。同級生の活躍をスタンドから見つめていた。それでも大学2年目で迎えた今季はチャンスをつかむべくピッチ上で奮闘している。デビュー戦となった開幕戦・東洋大戦(2-0)で先発すると、大学リーグ初弾となるゴールも記録。そこから途中出場だった3節を除く全ての試合で先発。しかし自身2点目は遠く、チームも4戦未勝利(2分2敗)。それでも第6節・法政大戦で再び結果を出し、チームを救ったのだ。
1-1に追いつき迎えた後半34分、相手ボールを奪取してのカウンター。PA手前正面のMF岡本勇輝(2年=横浜FCユース)のパスをMF葛谷将平(3年=大津高)がスルー。MF蛭田拓海(2年=前橋育英高)の左足シュートはGK関口亮助(4年=浦和ユース)に弾かれたが、こぼれたボールに反応していたのは鈴木。素早く詰めると頭で押し込んだ。
「今日のようなチャンスを慶大戦で外してしまって、それがシュート前に過ぎりましたが、確実に決められて良かったです」と笑顔のFWは「いつもは興奮しているんですけど、あの場面は結構落ち着いていて、今日は落ち着いていたから決められたのかなと思います」と胸を張る。
小学校時代から中学・高校とゴール前でのこぼれ球へこだわりを持って取り組んできた。慶大戦では、こぼれ球に詰めた決定機を外していたが、ようやく飛び出した“得意な形”でのゴール。「こぼれ球とかで点を取れることが多いので。あのときは予感というか、自分はああいうところでしか決められないと思っているので、ああいうところを決めていければ得点する確率も高くなると思います」と安どの表情を浮かべた。
「出場を重ねて緊張とかもなくなっていくなかで、自分が持っている嗅覚というか狙っているところに走り込むことができたので、良かったのかなと思います。それでも今日はシュート1本だったと思うので、まだまだ。関東リーグでまだ1試合2点を決められていないので、そこを決められるように追求していきたいです」
苦杯を舐めたルーキーイヤーを乗り越え、チャンスをつかもうとしている2年目のシーズン。チームも今季2勝目を手に入れ、「ちょっとホッとした部分が大きいですね」と微笑んだ鈴木だったが、「自分はFWなので走ることと点を取ることが要求されていると思うので、点を取れなくなったら自分のポジションは無くなる。そこを分かっているのでしっかりと点を取っていきたいです」とさらなる活躍を誓った。
(取材・文 片岡涼)
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