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[デンチャレ]九州選抜は鹿屋体育大FW片山颯人が「ゴールへの嗅覚」見せる先制弾!22日は関東Bと激突「チーム一丸で勝ちたい」

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先制点を決めたFW片山颯人(鹿屋体育大2年=米子北高)

[2.20 デンチャレプレーオフ 北信越選抜1-2九州選抜]

 相手のミスを確実に得点に繋げた。九州選抜は前半17分、ロングスローから迎えたチャンス、相手GKが弾いたところを見逃さなかったFW片山颯人(鹿屋体育大2年=米子北高)が、粘り腰を利かせて左足で反転シュートを蹴り込む。自身の長所を「ゴールへの嗅覚」だと話すストライカーが、初戦から持ち味を見せつけた。

「立ち上がりからアグレッシブに行こうと思っていた。裏を狙って行こうとみんなで話していて、裏に走ったらGKがミスしてくれて、こぼれてきた。自分は得点を決めるのが仕事だと思っている。毎回複数得点を決められるようにやっていきたいです」

 選抜チームは大会前に集まって練習試合などをして調整するのが通例だが、九州選抜は直前までなかなか集まることが出来なかったという。ただ今回の選抜チームは、九州産業大のMF横畑匠海(3年=興國高)が一人いるが、あとは福岡大鹿屋体育大の選手で編成されている。

 そしてこの日も先発に鹿屋体育大の選手が8人並んでいた。片山も「いつもやっているメンバーが多かったので、やり易かった」と振り返ると、「攻められる時間も多かったけど、粘り強く戦えたと思います」とチーム力の勝利に胸を張った。

 すでにアビスパ福岡に入団が内定するDF橋本悠(福岡大3年=鳥栖U-18)がいるように、例年、Jクラブ注目選手を多数擁している九州選抜だが、昨年は本戦出場を決めるプレーオフ決勝で東北選抜にPK戦負け。本戦出場を逃してしまった。

 そして片山も昨年の当事者として悔しさを知る一人だ。「去年は(トータルで)45分くらいしか出られなかったけど、めちゃめちゃ悔しかった」。本戦に出場するためにはグループリーグの1位通過は最低限で、次節は難敵の関東選抜Bと厳しい戦いは続くが、「チーム一丸となってしっかりと準備して勝ちたい」と力強く意気込んだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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