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[早スポ]早稲田大vs流通経済大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
[11.20 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第22節 早稲田大0-1流通経済大 西が丘サッカー場]

 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグの最終節が20日、東京・西が丘サッカー場で行われた。早稲田大は流通経済大に0-1で敗戦。4年生の引退試合となった今節を勝利で終えたかったが1点が遠かった。
 
以下、試合後のコメント

●古賀聡監督
「1失点というのはあり得ることですし、その後の時間をどうするのかというのが大事で、その中では自分たちでコンパクトにしてトップが良い形で起点になって突破してクロスを上げるところまでは出来ていたので決められれば良かったが決め切れられなかった決定力というのは来季への課題です」

―GKのスタメンが菅野ではなく赤堀だったが?
「チームの方針として一番ベストなコンディションの選手がピッチへ出るというのは学年関係なくフェアな競争の中で代表して試合に出ていくというのはこの最終節でも変わりはないので調子を上げていた赤堀をスタートとしていったということです」

―終盤4年がピッチに多く立ったが何か伝えたかったことがあったか?
「4年生が出たのはたまたま4年生であっただけで寺島、中野遼、鈴木はJrでいいパフォーマンスを続けて、今日この試合のピッチに立ったので特別4年だから試合に出たわけではない」

―今季の総括は?
「選手ともがきながら苦しみながらも、間違いなく基本的なベースは出来たと思いますし、次に繋がる土台を4年生中心に出来たと思います」

―今季目指したものは?
「学生主体で自分たちでチームを作り上げる、ピッチ内外でも自立して自分たちで考えて改善して課題を克服してどんな苦しい試合の状況でも誰も下向くことなく、誰迷うことなく自分たちで最後まで戦い切るというのが1年間、4年生中心に取り組んできたことです」

―来季に向けて。
「来年どういう体制になるかわかりませんが4年生が土台を作り上げてくれたので古き良き伝統の部分で復活をしたい、さらに3年生以下が底上げをして『waseda the 1st』を掲げ、頂点にまた立てるように努力していきたい」

―4年生へ一言。
「ア式蹴球部に大きなものを残して、次に繋がる財産を残してもらったのでそれに恥じないこれからにしていきたい。人として人間としての『waseda the 1st』を成し遂げてもらえるように祈りたいと思います」

●DF岡根直哉主将(4年=初芝橋本高)
「4年生中心にみんなにキャプテンに選んでもらって、今まで何もできてないので最後の一年は何かやってやろうと思っていましたけど、全然ケガもあって力になれませんでした。責任を感じているし情けないです。応援してくれるみんなにも申し訳ないですし。一回も活躍することができなかったので残念です」

―試合後は選手ひとりひとりと言葉を交わしていました。
「結果は出ませんでしたけど、去年や一昨年みたいに下を向きながらサッカーやっているやつとか、なんかおかしいなと思う人がいなくてみんな純粋にサッカーを楽しむことができていたので、そういった面では良かったと思います。そういう関係を作れたのは監督を始めとしたスタッフやみんなのおかげだと思います。学生スポーツなのでみんなで楽しまないと意味がないです」

―試合が始まる前ピッチにいました。チームメートに何と声をかけましたか?
「いつも通りにということです。順大戦はみんな表情が曇っていたしうまくいかない時に下を向いていて、楽しそうにプレーしていなかったので、もっと自分たちが楽しめるようにサッカーやればいいのにと思っていました。自分たちが楽しいサッカーをやればみている人も楽しめると思うし、自分もそういうサッカーを楽しみにしていると伝えました。今日も結果は出ませんでしたが、最後まで戦うことができていたと思います」

―1年間を主将という立場で過ごしてきて。
「もっと自信があったのですが、それを表現できませんでした。苦しかったですけど、今年の雰囲気は大学来て初めてチームの中にうまく自分が馴染めている気がしました。試合に出る以外にも、選手としてキャプテンとして、チームにできることはないかとか、試合に勝つために何かないかなと思いながら毎日過ごしていたので、そういう部分が自分の成長なのかなと思います」

―ア式蹴球部での生活を振り返って、一番印象的だったことは?
「2年の時にBチームに落とされたことかな。当時の監督に練習帰れと言われて帰ったこともあるし、部活やめろと言われたこともあるし、次の年には自分の力で上にいきたい思ってましたけど、色々ありました」

―同期の存在も大きかったですか?
「周りには本当に感謝しています。特に野田には、感謝しなければいけないと思う。恥ずかしくて直接は言ってないけど、この場を借りて。あいつがいなかったら俺がキャプテンは成り立たなかったです。俺がプレーできない中で自分自身で背負ってやってもらっていたので、負担になっていたかわからないですけど、力になればと思っていました。本当に感謝していますし、申し訳ないと思っています」

―4年間早かったでしたか?
「あっという間でした。一瞬ですよ」

―今の3年生で期待する選手は?
「いっぱいいるけど……(山中)真には本当に期待しています。ほっといてもできるやつだし心配はしていません。いーにょ(=奥井)もそのままで大丈夫だと思うし、かっきー(=柿沼)も頑張ってほしいし、今試合に出ているやつはほっといても大丈夫だと思っています。3年生ではないけど、山地(翔)には頑張ってほしい。あいつの性格とか姿勢は本当にすごいと思っていて、本当にまじめだし、ああいうやつは伸びると思う。試合に出るためにはもっと急激に伸びないといけないけど、山地にはすごい期待しています。あと、一番期待しているのはカズ(=幸田)です。チームの結果も出せなくてチームとしてもあいつには本当に申し訳なく思っているし、あいつは絶対にできると思っているから、淡泊なところがあるから泥臭く最後までサッカーを追ってほしいです」

―最後に一言。
「大学サッカーチームの中で難しいところもあるけど、色々な学部のみんなが集まって一つの目標に向かっていくのは、自分が試合に出れなくて活躍できていないにしてもみんなでがんばれるということはいいことだと思うし、ここだけの関係ではなくてこれからもつながっていく関係だと思う。学生の時の仲間は一番大切だと思うので。そういった仲間ができて、今日みたいに悔しかったことを共有してやっていければ大学きて良かった、ワセダでサッカーやっていて良かったと思えると思います。僕は正直どうでもいいやって前は思っていましたけど、ワセダのサッカー部自体が好きですし、仲間に恵まれたと思います。上下関係なく良い人間関係が築けていると思うので、これから先もそれを切らすことなくやっていってほしいなと思います」

●DF野田明弘副将(4年=広島ユース)
「どうしても勝ちたかったんですけど、先制されて少しは残念な気持ちになったんですけどあれだけ応援してくれる人がいるので時間帯も早かったので何としても逆転したかったので勝てなくて残念です」

―どのような気持ちで臨んだか?
「僕自身は最後だったのでいろんな人がいろんな思いをいってミーティングして試合に入りました。それを最後に爆発させて喜ぶにはやっぱり勝って終わるしかないということだったので穏やかなリラックスした気持ちだったけど内心では絶対勝ってやろうという気持ちでした」

―試合終了の笛を聞いた時の気持ちは?
「勝って終わりたかったんですけど、負けてしまったので悔しい気持ちでした。やりきったというよりは、気持ちが先に出てしまったんですけど、4年間毎日本気でサッカーボールを追いかけてきたことを思い出して涙してしまいました」

―副将としての今季をふりかえると?
「自分としては日本一になりたいという気持ちが強かったのでプロになるために、チームになるためにという気持ちだけで1年間やってきたんですけどなかなかうまくいかないことが多かった中で4年生を中心にいろいろやってくれたし3年生以下もそういった苦しい時こそ日本一になろうという姿勢で臨んでくれて結果は出なかったですけど、副将として最高の日本一の仲間に恵まれて幸せだったなと思います。あとやっぱり岡根と一緒のピッチに立ってサッカーしたかったなという気持ちはだれよりも強いと思っているので試合のときは引き継いだキャプテンマークを岡根だと思っていつもピッチに立っていました。本当に仲間に恵まれた1年だったと思います」

―4年間のワセダの生活で得たものとは?
「1年生のころからプロになろうと思って入部したので本当にその目標を達成することができたというのは皆に感謝したいと思っています。さらにワセダで得たものは一流の、人間力を持ったワセダという大学にいろんな人が入ってきてその中で本気で日本一を目指そうという環境にいれて、さらに考えて行動して発言して試合をしなくてはいけない、そして本気でやっても勝てないという状況だったんですけど、それでも考えることでサッカーだけじゃなくて、日常生活だけじゃなくて今後の自分にとってプラスになったと通して思えたので主観的には良かったと思ってます。トップアスリートの人たちと4年間共にできたことがまず感謝するべきことだなと思います」

―最後に今季のチームの皆に伝えたこととは?
「自分は本気で毎日やってチームが日本一になるためにと思ってずっと頑張ってきたことに皆がついてきてくれたことに対して一人ずつにありがとうということを伝えました。あとは4年生が中心になって日本一になるためにどうしたらいいのかということを途中なかなか結果が出なかった中でやってきたんですけど、それは日本一になったチームしかわからないことだと思うので来年も再来年も試行錯誤しながら日本一を目指すことになると思うのでそういったところでどれだけの人が本気でやれるかが今後の課題だという風に感じることができたので中心選手にはそういうことを伝えました」

●DF小川諒(4年=柏U-18)
「やりきったと思っています。失点で一瞬気持ちは落ちたし、負けてしまったけど、最後まで自分たちのサッカーをやりきれました。それは、今までの積み重ねがあったからだと思います。後輩たちも来年安心して任せられる位に頼もしくなりました」

―今シーズンを振り返ってください。
「インカレで日本一になることを目標にしていたので、それが絶たれて気持ちが落ちたのは事実でしたが、「来年につなげるサッカーをしよう」ともう一度切り替えて変わらないメンタルで残り試合に臨めたと思います」

―思うような成績が残せなかった原因は?
「失点数はリーグでも少ない方でしたし、自分たちが最後まで体を張って守れたのは良かった点でした。ただ、攻撃に関してもっと自分たちDFから効果的にビルドアップできていればという思いはあります。やろうとしていたことは間違っていなかったとは思うのですが……。上位校には勝っているので力はあったはずなんですが、ここぞという時の勝負強さと言うか、そこがもう一歩だったのかなと」

―古賀監督との出会いはいかがでしたか?
「1年は短いですね……。もう少し早く古賀さんの下でサッカーが出来ていればという思いがあります。選手にしっかり任せてくれたし、僕達も信頼していました。インカレと言う結果で答えられなかったのは申し訳ない気持ちでいっぱいです」

―大学4年間を振り返って。
「2年の時にいきなり試合に出させてもらったんですけど、まだまだ未熟で、もがいて…苦しかったです。でも、良い先輩たちであったり、同期であったり、素晴らしい人たちに出会えて成長できました。山あり谷ありでしたけど、素晴らしい時間を過ごせました。この経験はサッカー以外でもどのフィールドでも生きて来ると思います」

―これからの進路については?
「この後Jリーグのチームの練習に参加するので、そこの結果待ちと、あとは夏場に練習に参加していたチームの結果待ちです。自分の中では、J1、J2でしかやる気持ちになれないというのが正直なところです。JFLのチームから誘いはいくつかもらっていたんですけど、ここまできたら一番上の舞台でやりたいという気持ちが強いです。これまでプロの練習に参加してきたなかで、「自分はもっとやれる、上手くなれる。この舞台でも通用する」とも感じています」

●MF幸田一亮(4年=横浜FMユース)
「やっぱり成長した姿を監督やスタッフの方たち、見に来てくれている親、スタンドで応援してくれている仲間に見せたかったです。それが恩返しになると思ったので。この1年間積み重ねてきたことをしっかり出そうと思って試合に臨みました」

―きょうの試合を振り返って。
「やっぱり勝てなかったことはすごく残念ですけど、下の後輩たちが成長してくれているのをピッチ内で感じながらプレーできてすごく来年楽しみだなと今思っています」

―今シーズンを振り返って?
「結果は出せませんでしたが、本当に良い仲間と一緒にサッカーできたなと思いますし、来年以降を本当に楽しみにしています」

―今後の進路は?
「今後の進路は、まだサッカーを続けるかどうか悩んでいる状況なので、はっきりとは決めていないです」

―4年間を振り返って。
「ワセダに進学したというのは本当に自分の中で良い選択出来たなと思っています。それはやっぱり良い仲間と出会えたので。自分の選んだ道は間違っていなかったなと。この4年間学んだことをしっかりと次のステップに生かしていきたいなと思います」

●GK菅野一弘(4年=早稲田実業高)
―スタメンを譲った経緯を聞かせてください。
「監督とかスタッフの判断で、外されたって感じです」

―自分の意志ではなく?
「いや、自分はすごく(試合に)出たかったです。最後、やっぱ、自分これでサッカー終わりなんで、色々支えてくれた人とかにプレーで見せたかったですけど」

―寺島選手とベンチから2人でずっと立って声を出していたのが印象的でした。どんな気持ちでしたか?
「まぁピッチに立って表現することはできない立場だったんですけど、でもベンチとかにも入れない選手もいて、そういう人たちも一緒に応援してくれてたりしたし。ベンチからでも支えられることがなにかあるんじゃないかと思って」

―きょう起用された赤堀選手への期待は?
「3年間一緒にやってきた中で、この1年でほんとにあいつはのびたと思うし、自分はプロにいけなかったですけどあいつにはプロにいって活躍してほしいです」

―改めて今年のチームの印象は?
「監督が学生主体っていう風に掲げて、その中で人としても、組織としても日本一になろうっていう目標を掲げてきた中で、それはすごく難しいことだったんですけど、みんなでもがいてもがいて、一緒に成長できたと思っています。振り返ってみてこのチームは、ずっと最後まで苦しんだけど自分の中では日本一のチームだと思ってます」

―ワセダでよかったという思いでいっぱいですか?
「そうです。ワセダでよかったっていうか、この仲間でよかったと思います」

●MF鈴木隆司(4年=川越高)
「良い内容でやっていたし、最後だったので本当に勝ちたかったです」

―FW起用について。
「もともとFWなので、最後にFWで出られて良かったです」

―特に指示はありましたか?
「ただ、点を取って来いと」

―球際などに思いがこもっていました。
「最後、試合に出られない人の分まで頑張ろうと思っていったんですけど……」

―今季は監督をはじめとして、チームが大きく変わった年でした。
「試合を重ねるごとに成長できたし、良いチームだったと思います。これから先につながる土台が築けたと思う。結果だけは本当に悔しいですが、満足しています」

―早大ア式蹴球部での4年間を振り返ると?
「本当に幸せでした。良い仲間に恵まれて、自分は試合に出られるような選手じゃなかったんですが、ここまでこられて。支えてもらって、成長できました」

―後輩へのメッセージは?
「本当に最高の後輩だったので、いつか絶対に日本一を取ってくれると信じています」

―同期への思いは?
「4年間楽しいことも辛いことも一緒に経験してきた仲間です。一生の財産だと思います」

―競技としてのサッカーはきょうで最後ということでしたが?
「最後です……。いやぁ、17年間やってきて、サッカーからいろんなものをもらいました。仲間や感動を、一生大切にしていきたいです。鈴木隆司のサッカー人生に悔いはないです」

●FW皆川翔太(4年=東京Vユース)
「関東リーグ22試合ある中の1試合と変わらずやっていこうという気持ちでやっていたので、ただ単に勝ち点を取れなかったのが悔しい気持ちでいっぱいです。自分としては4年間で最後の試合になるんですけど、悔いが残らないといったら嘘になるかもしれないですけど、全員が全力で精一杯やったので、自分としてはよかったとは思っています」

―最後ということで感慨深いものもあったのではないでしょうか?
「考えないようにはしていたんですけど、やっぱり最後のほうになると少しこみあげてくるものはありました。本当に下級生含めていい仲間に恵まれたので」

―自身のプレーを振り返って。
「前線でボールを簡単に失うシーンが多かったので、出来としてはそんなによくはなかったんですけど、点は取りたかったです」

―リーグ戦は10位に終わったが?
「力不足だったなっていうのが一番の感想ですね。結局、去年の勝ち点にも届かなかったですし。これが今の僕たち一年間やってきた力だと思います」

―古賀監督就任1年目でしたが、具体的に苦戦した要因は?
「それ(古賀監督就任1年目)はもちろん難しいことだし、逆に言えばもっと4年生として監督とうまく連携をとってサポートしていけたらいい結果につながったかなと思います。でも自分たちとしてもやれることを1試合、1試合やってきたつもりなのでこれが今年のワセダの力だと思っています」

―皆川さんも4年生としてチームを引っ張ろうという意識はありましたか?
「そうですね、でも自分はプレーとかで引っ張れるタイプではないので。自分が全力でやるっていうのは心がけていたし、あとは自分のキャラクターもあるので、明るくというかチームのムードメーカー的なのをやれていたらよかったと思いますね」

―この4年間はどんな4年間でしたか?
「早かったですね。でも本当に楽しかったです。それが一番かな」

―悔いはないですか?
「最後インカレなり、何か結果を一つ残したかったっていうのはありますけど、全員が出し切って出た結果なので本当に楽しかったです。とにかく楽しかったです。いい仲間に出会えたので」

―4年間で印象に残ってる出来事はありますか?
「デビュー戦で2点取ったことと、この前の法大戦で何年振りかに点取れたことですかね」

―個人的に期待している後輩はいますか?
「みんな頑張ってほしいと思ってますけど、同部屋でもある渡部雄史と赤堀勇太に頑張ってもらいたいです」

―最後に後輩たちにメッセージをお願いします。
「なかなか先輩らしいことはしてないですけど、本当にいい後輩に出会えてよかったと思っているし、サッカーを通して関わることはなくなるかもしれないけど、これからも仲間であることには変わりないと思っているので、もちろん来年も試合見に行ったりするし、今年よりも一回り大きくなった姿を見せてほしいと思っています。頑張ってください」

●GK赤堀勇太(3年=磐田ユース)
「今日は本当に勝ちたかったです。今までの感謝の気持ちをプレーで表現出来なくて残念です」

―試合前4年生には何か声をかけられたか?
「試合前に限らず、菅野さんも小倉(朋也)さんも練習から声をかけてくれて、すごい気持ち良くプレーすることが出来ました。とても感謝しています」

―4年生が抜けることについて。
「先輩ですけど約3年間一緒にやってきた仲間ですからとても寂しいです。今までピッチの上でも僕らを引っ張ってくれてとても頼りになりました。良い選手が抜けるのは残念ですが、下の学年にもたくさん良い選手がいるので今後も良いチームが出来ると思います」

―これからの目標は?
「日本一ですね。今年は結果が伴わなくて悔しかったです。でも後半になるにつれて内容は良くなってきたと思います。この調子で日本一という大きな目標に向けて頑張っていきたいと思います」

●MF奥井諒(3年=履正社高)
「内容的には、前半のサッカーを続けていたら後半もチャンスが作れたと思います。でもやっぱり時間が少なくなるにつれて慌ててしまったので、そこをいつも通り90分間戦えたら、追いつくなり逆転できたかなと思います」

―4年生にとってはラストゲーム。特別な思いはありましたか?
「常に全力でプレーするので、そのことはあまり考えなかったんですが、自然と意識してしまいました。3年間お世話になったので、勝ってお礼がしたかったんですが、悔しいです」

―4年生から何か言われたことはありますか?「俺の特徴はドリブルなので、常にアグレッシブに仕掛け続けろと言ってもらいました。すごく励みになったので、来季もミスを恐れずに、自分らしく仕掛けたいと思います」

―今季を振り返って。
「監督が新しくなって、学生主体という目標を掲げて4年生中心に頑張ってくれたんですが、最初は初めてのことばかりで戸惑いもありました。チーム作りの上で下級生から文句が出たりもしたんですが、4年生が自信を持って引っ張ってくれて、サッカーに集中できる環境を整えてくれたので感謝しています」

―来季はチームの中心となりますが、考えていることは?
「まずは試合に出続けること。今季はケガもせず、調子もそんなに落とすことなく1年間を戦えて、自分にとって強みになりました。来年はここからワンランク、ツーランク上に行けるように。俺がボールを持ったら相手が2~3人取りにくる、それでも取られないような選手になりたいです」

―4年生へ伝えたいことは?
「普段からお世話になって、オンザピッチでもオフザピッチでも見本になってくれました。後輩である俺の面倒を見れくれて成長させてくれて、本当に感謝しています。その感謝を結果で表せるように、まずは開幕に向けて新チーム全員で頑張っていきたいと思います」

●FW松井亮大(3年=東海大付第五高)
「きょうはめっちゃ勝ちたかったんで、特に悔しいですね」

―4年の引退試合、皆川選手とコンビを組んだが?
「距離感を大事にしようと話してました。特別に何かをするんじゃなくて、いつも通りのプレーをしようと」

―今季最終戦でもあるが、シーズンを振り返って。
「もっと貪欲さが必要かなと思いました。結果も実際出てないし、得点も1点しか取れなかったので。FW張る以上は点取らなきゃいけないんで」

―後期にぐっと出場機会を増やしたが?
「チャンスは増えたんですけど、結果出しきれてないという部分があって、でもトミー(=富山貴光)がいなくて試合出てるって部分があるので……トミーが帰ってきても試合出るようにするには得点力を上げなきゃいけないですね」

―この冬はどういった練習に取り組んでいくか?
「とりあえず身体づくりですね。身体で負けてるから、筋トレして、下半身も強化して、シュートに持ち込めるように。あとは貪欲さですね」

―4年との思い出は?
「みんな良い方ばかりでした。主将の岡根さんには特にかわいがってもらってたんで、いなくなるのはさびしいですね。サッカーに取り組む姿勢も、最上級生らしい姿勢だったので、来年自分たちが最上級生になるんで見習って頑張っていかなきゃいけないなと思います」

―来年への意気込みは?
「今年はチームの中心として貢献できてなかったので、来年からは中心となって頑張れるように頑張ります」

―競技を続ける上でも大事な一年になってくるが?
「自分にはサッカーしかないんで、それを極めるためにも頑張るしかないですね」

●MF山中真(3年=柏U-18)
「今シーズン最後の試合だったので、どうしても勝ちたかったんですけど……。4年生に勝利をプレゼントすることが出来なくて残念です」

―試合前に話し合ったことは?
「最後の試合なんで絶対に勝とうということと、最後と言っても長いリーグ戦の一試合なので、いつも通り自分達のできることをしっかりやろうということは話しました」

―終始ワセダペースで試合が進んだが?
「ボールをつなげてはいたんですけど、少しつなぐ位置が低かったかなと思います。もう少し高い位置でプレーできていればゴール前に迫る機会も多くできたと思います」

―今シーズンを振り返って。
「監督も代わってスタッフも何人か代わったし、今シーズンは学生主体でやっていこうということでピッチの中でもピッチの外でも選手自身が考えて組織を強くしていこうと取り組んできました。その中でいろんな問題も起こったりして大変な時期もありましたけど、4年生を中心にそういう問題も解決してきて、組織としての力は本当に強かったと思います。そういう意味で4年生には本当に感謝しています。4年生はここでいなくなってしまいますけど、それを今後強くしていくのが僕らの役目だと思うので、来年は日本一になれるように頑張っていきたいと思います」

―岡根主将の存在は?
「ピッチにいるだけでチームが引き締まるし、ピッチにいるだけで存在感のある選手でした、ケガが多くて一緒にプレーする機会は多くはなかったんですけど、もっと一緒にやりたかったし、岡根さんのプレーを間近で見たかったっていう思いもありました。エスパルスに入団することが決まっているので、エスパルスでもいち早く活躍してほしいと思います」

―ピッチ外での岡根主将は?
「ピッチ外では陽気でいてくれて、怖い印象を持っている人もいると思うんですけど明るくて優しくて親しみやすい存在でした。ご飯とかも連れて行ってくれるし、本当にいい先輩でした。お世話になりました」

―野田副将に関しては?
「練習から常に全力で、毎日練習をしていて、その存在があるから練習にも緊張感が生まれて自分もやらなければという気持ちになりましたね。岡根さんがピッチに立てない時はリーダーシップを発揮してチームをまとめてくれて、本当に感謝しています。強いメンタリティーを持っているので何かあっても簡単にぶれないし、本当に頼りがいのある先輩でした」

―来年に向けて。
「今年はタイトルを取れませんでしたけど、来年日本一を目指すうえで充実したシーズンだったと思うので、今年一年を糧にここからさらに強くなって来年こそは日本一になりたいと思います」

●MF渡部雄史(3年=市立船橋高)
―交代出場までのチームをどう見ていたか?
「攻めたり、支配したりはしているけど点が入らないという状況で、自分が出たら何か違いを持たせてあげれば、サイドでもっと運動量を増やしていければいいなと思って観ていました」

―交代出場の際に、目標として持ったこと?
「やっぱり負けている状況だったので得点に絡むということですね」

―怪我もあったが、シーズンを振り返ってみて。
「ほんとに率直な意見で言うと、個人的には怪我とかもしたけど、良いシーズンになったなというのが率直な意見です。まぁあとは、4年生を中心に良い組織が出来て、最後にこのようにみんなで泣ける組織になれることはあまりないのかなと。だから本当に、良い集団だったんだなということですね。シーズン通して思ったことは」

―4年生への思いは?
「ほんとうに良い先輩ばかりで、引っ張ってくれて俺らはその後についていって頑張るだけでした。本当にきょうは勝たせて終わらせてあげたかったけど、結果以上のものを下級生は得られたと思います。ほんとうにいい4年生でした」

―来シーズンに向けての目標は?
「これも率直な目標になりますけど、「日本一」です。頑張ります。応援よろしくお願いします」

―来シーズンやりたいポジションは?
「今年これだけ左SBをやって、それを活かさないといけないと思います。左サイドはどちらでもという感じなんですけど、やっぱり最上級生になるので、そういう、試合に出るポジションとかじゃなくて、自分がチームの中でどういうポジションにいなきゃいけないのかということをもっと理解しなきゃいけないと思います。いまの4年生のように引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」

●DF菅井順平(2年=浦和ユース)
「やはり最終節ですし順位とかは関係ないんですけれども、やっぱり4年生最後ということで全員で勝って送り出してあげたかったんですが、それができなかったのがとても残念です」

―4年生とできる最後の試合、どのような気持ちで試合に臨んだか?
「今年は本当にもうシーズンの最初から試合に出さしていただいて、いつも周りには4年生の方々がいて声をかけていただいて自分がここまで成長することができたので、本当に噛みしめながら自分は一生懸命プレーすることしかできないので気持ちを込めてプレーしました」

―試合終了の瞬間、目に涙を浮かべていたが?
「本当に勝って送り出したいと思っていたので…。それと4年生への感謝の気持ちが込み上げて来ました」

―来季はどのようなシーズンにしたいか?
「今季は0の状態から4年生たちが本当に頑張ってくれたのでここまで来れたというのがあります。来季は本当に結果を出していかなければいけないと思っているので、今年4年生が残してくれたものをしっかりと生かして、絶対インカレに出場して日本一になること。これを目指すだけだと思います」

[写真]最後まで1点が重く、そして遠かった

(取材・文 早稲田スポーツ)

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