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[ケイスポ]慶應義塾大vs専修大 試合後の慶應義塾大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

[5.21 関東大学1部リーグ第4節 慶應義塾大4-3専修大 江戸川]

 5月21日に江戸川区陸上競技場で行われた第85回関東大学サッカーリーグ戦第2節、専修大学戦。慶應義塾大は前半の猛攻で奪った4点を守り切り、4-3で勝利した。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
「見ての通りです。最初の25分だけサッカーをして、あとは寝てた、というところじゃない。まあ今回はポゼッションをしっかりしようということを目指してやりました。相手にボールを渡さないで、我々がしっかりボールをポゼッションしようと。そのためにしっかりしたポジションを取ろうと言っていたんだけれど、それが出来なかった。ボールを取ってもゆっくりポジションを取っているから、相手にプレッシャーをかけられて、パスコースがないからボールをつなぐことが出来ない。ポゼッションすることが出来ない。ボールを取っても取り返されて攻められてしまうという悪循環になって、やろうとしたことが出来なかったです」

―試合運びは?
「良くなかったよ。でもこれもサッカーなんだよね。4点取って気の緩みで身体が動かない。そこから頑張って6点、7点取れればいいんだけど、そこがやっぱり大学生なんだよね。逆に大勝するよりは3点入れられたことで危機感を持ってくれれば、長い目で見れば良かったかなと思います」

―前節の青学大とはまた違った相手だったが?
「我々としてはどちらのタイプも対策は取っているんだけど、やっぱりお互いフットボールをやった方が、相手に隙も出来るしやりやすいというのはあります。また、今回勉強になったのは、相手のロングスローや、パワープレーに対する練習もしないといけないなということです」

―河井が欠場だったが?
「ちょっと怪我してしまったので。でも別に彼を中心に、というわけでもないのでね。もちろん彼が出ればチームもまとまるんだけど、彼が出ないからと言って戦力ダウンということはなかったね。それに先週はアントラーズと試合をして6-3で勝ってるんだよね。その時も彼はいなかったし、シミュレーションは出来ていたので心配はなかったです」

―武藤はあのポジションがベストか?
「やっぱり左の方がやりやすそうだったね。よかったと思う」

―山浦新が初出場だったが?
「非常に落ち着いてたね。最初に出ると大抵気持ちが先走って頑張っちゃうだけなんだけれども、彼はしっかりと自分をコントロールしていつもの自分のプレーをしたので、こちらとしても非常に評価は高いです。またこれからも使えるという計算が出来たので良かったと思う」

―選手層が厚くなってきた?
「これから総理大臣杯もあるし、11人だけじゃなくて20人、30人とみんなで総力戦で頑張るつもりです」

―法大戦に向けて。
「ベストメンバーでいって勝ちにいきます」

●DF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)
「勝ち点3を取れたのは良かったんですけど、4点取ったあとに3失点ということで、チームとしてはまだまだ課題が残る試合だったかなと思います」

―試合運びは?
「4点取ったからどうこうというわけではないんですけど、やっぱり自分達が受け身に回ってしまった部分があって、もっと自分達がボールを回して仕掛けないといけなかったと思います」

―4点取った後は味方にどのような指示を出していたか?
「とにかくラインをコンパクトに保ちたいというのがあって、そうすることによってボールの距離感とか上手くコントロールして、試合を進めていこうとしてたんですけど、相手も前に3、4枚残してバランスを崩してきてたので、そういう意味では非常に難しい時間帯ではあったと思います」

―前節とは違うタイプの相手だったが?
「4点取ったことから見ても、相手が前がかりになってきてもそれをかいくぐる力がうちにはあると思います。でも逆に前がかりになってしまって、バランスを崩して失点した場面があったり、あとは相手のパワープレーに対しての対応がまだまだ甘いのかなと思います」

―総理大臣杯に向けて。
「ここから連戦が続いていくんですけど、全国に行くと行かないでは大きな違いだと思うので、まずはしっかり勝つことを大事にしてやっていきたいと思います」

●MF日高慶太(4年=桐蔭学園高)
「90分間通して自分たちのサッカーをすることが出来なかったです。前半を折り返した時に須田監督からも90分間通して自分達のサッカーをやらなきゃいけないと言われていたのですが、後半だけ見たら負けてしまったので、そういった意味で次につながる試合になったとは言えないです。課題が残る試合でした。

 (トップ下で攻撃のリズムを作れていた)陽介(河井)が出られなくて自分がトップ下での出場になりました。前半はボランチに入った息吹からの縦パスを受けて、自分のところで納めてサイドに展開するということが出来ていました。ただ自分達でリズムを悪くして、守備の時間が長くなったところで、守備から攻撃への切り替わりの精度が落ちてしまいました。そういった意味では前半から自分たちで楽にボールを回して、後半も相手にボールを渡さない、疲れない試合運びをしなくてはいけなかったです」

―手ごたえを掴みつつも、課題もある?
「そうですね、ただ前節とかと比べたら自分の中で攻撃の形も見えたので良かったのではないかと思っています」

―真ん中でのプレーはやりやすかったか?
「そうですね。今日やってみて自分は真中の方が生きるかなとは思いました」

―来週からは大臣杯も始まり過密日程が続くが?
「前節、青学に敗れた翌日にジュニアリーグで青学との試合があったのですが、そこで勝ってくれたことがチームに良い影響を与えてくれたと思います。下のチームの選手たちも頑張って良いパフォーマンスをしているのでこれからは総力戦で自分達ももちろん全員で戦って乗り切っていきたいです」

●MF武藤嘉紀(1年=F東京U-18)
「最初の出だしも上手くいって、ゴールを決めることが出来たので良かったです」

―今季初ゴールを振り返って。
「1点目は自分の得意な形から得点できたんで、良かったなと思います」

―前半は4点リードしていたのに、後半は追い上げられてしまったが?
「後半、自分達のサッカーがちょっとできなくて、4点とってから受け身になる部分もあって、自分も3、4点とれるチャンスもあったけど、決めきれなかったので、苦しい戦いになってしまいました」

―開幕4試合に全てスタメン出場しているが?
「1、2、3試合と自分のプレーができてなかったんですけど、今回ゴール決めれて、うなぎのぼりというか、いい調子になってきたんで、次もしっかり得点に絡めればいいと思います」

―今は左サイドでプレーしているが?
「もともと左サイドだったんですけど、ずっと1、2、3試合は右サイドでだしてもらって、監督に今回は左サイドで使ってもらったんで、しっかり期待に応えたいと思ったんで良かったです」

―来週は順天堂の前に総理大臣杯がありますが、意気込みは?
「法政は2部のチームなんで、1部のチームを倒しにガンガンくると思うんで、しっかり受け身にならず、自分達のサッカーが出来ればいいと思います」

●MF山浦新(1年=東京Vユース)
「試合に出てみると外から見ていたのとは全く違っていました。雰囲気だったり、出てみないと分からないことがたくさんあったので、今日出場することができて良かったです」

―リードの場面での出場だったが監督からの指示は?
「いつも通りやってこいということを言われました。ただ最後に追い上げられてしまったので自分も少し責任を感じています」

―堂々としたプレーでチャンスを演出していた?
「身体が全然動けていなくて自分のプレーが出来なかったです。もっとこれから自分のプレーを出して活躍できるように頑張っていきたいです」

―ここまでで課題は見つかっているか?
「大学のサッカーはスピード面で高校までとは全くレベルが違う。しっかりと身体を作って、そういった部分を補っていかないと通用しないなと感じています」

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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