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[スポ東]東海大戦で今季初のスコアレスドロー、連勝ストップ

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]

[5.22 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期2部リーグ 第4節 東洋大0-0東海大]

 昨年の前期では2-1で勝利している東海大との一戦。大雨の降るなか、チャンスをものにできず0-0のドローという結果に終わった。リーグ戦2連勝と好調だったが、ここにきて連勝がストップしてしまった。

東洋大0-0(0-0)東海大
<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(1年=成立学園高)
▽DF
石津遼太郎(4年=大宮ユース)
若狭大志(4年=浦和学院高)
市川恵多(3年=前橋商業高)
▽MF
勝野洸平(4年=大宮ユース)
中里壮太(4年=大宮ユース)
久保田大智(3年=F東京U-18)
81分→藤井悠太(2年=武南高)
高橋佑輔(4年=八千代高)
岡田将知(4年=武南高)
黒須大輔(2年=習志野高)
73分→MF年森勝哉(2年=F東京U-18)
▽FW
野崎桂太(3年=大宮ユース)
73分→FW澤井浩亮(3年=浦和東高)

 今にも雨が降り出しそうなどんよりとした天気のなか、東海大との試合が開始された。前半6分、MF岡田のクロスにFW野崎がヘッドであわせるがキーパーにキャッチされてしまい、ゲーム序盤から積極的にゴールを狙っていくも、得点にはつながらない。その後カウンターから攻め込まれるが、安定した守備でなんとか回避する。攻めてはいるものの、なかなか決定的なチャンスが訪れない。さらに、隙を見せると攻め込まれてしまうという、油断のできない緊迫した試合が続いた。

 前半17分、右サイドを駆け上がるMF黒須へのファールで貴重なFKをもらう。キッカーのMF岡田が中に入れるも得点にはつながらず、「シュートで終われ」というGK浅沼の声が響く。相手の堅守に最後まで攻めきることができず、焦りがつのる。一進一退の攻防を繰り返す展開が続いたが、相手の強烈なカウンターにもDF陣は集中を切らすことなく、0-0で前半を終了した。

 後半の立ち上がりも前半のような拮抗した試合が続く。59分、MF高橋がゴール前に切り込んでいきシュートを打つも、キーパーの正面でキャッチされてしまう。後半に入り、完全に引いていた東海大もラインを上げてきた。そのため、東洋大のシュートチャンスも増えてきたが、キーパー正面など良いコースに飛ばない。次第に雨も降り始め、土砂降りになった。途中、MF黒須、FW野崎からMF年森、さらに今季初出場のFW澤井への選手交代を行う。しかし、足場のコンディションが悪いのもあり決定的なチャンスを作ることはできず、雨足が強いなかホイッスルが鳴り響き、試合終了。結局、東洋大は90分間、東海大の堅守を破ることはできなかった。昨季、東海大には、1勝1分と勝ち越していた相手だけに悔しさが残った。しかし、相手のカウンターにDF陣が臨機応変に対応するプレーは昨季よりレベルが高いようにも思える。

 負けはしなかったものの、ここまで好調だった攻撃陣が無得点に終わる結果に終わった。西脇監督の言う「決定打」が鍵になりそうだ。次節は第5節、桐蔭横浜大との戦い。順位に変わりはない4位東洋大は、勝ち点では桐蔭横浜大に1点だけ上回っているだけに、絶対に負けられない試合になりそうだ。総理大臣杯の予選も含め、次節からまた波に乗りたいところだ。

以下、試合後のコメント

●西脇徹也監督
「相手が完全に引いていたので、やりにくいゲームになった。中盤で相手に取られるとそのままカウンターに持って行かれてしまうので、そこは注意した」

―フォーメーションについて。
「出場停止や体調不良で三田が出れなかったがが、代わりに入った選手がそれぞれ結果を残していたと思う。各ポジションで競争が激しいことはチームの刺激につながるので、今後も新しく使える選手は使っていくつもり」

―次節に向けて。
「大臣杯の次の相手が1部リーグ所属の流経大なので、まずはそれにむけて調整していく。今日は、連携のパス回しから最後の決定打の精度に欠けるプレーがあったので、不満が残る試合になった。悪天候で足場は悪かったと思うが、それは相手も同じなので、最後の最後のプレーに磨きをかけていきたい」

[写真]中里(左)は安定したプレーで中盤のつぶし役に

(取材・文 スポーツ東洋 敦賀美江)
(写真 同 平野綾香)

[次節試合予定]
第5節・5月29日桐蔭横浜大戦(13:50@東洋大朝霞グラウンド)

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