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[総理大臣杯]浜松大が終了間際の劇弾で10人の国士舘大下し、初の4強入り達成!!

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[7.5 総理大臣杯・2回戦 浜松大3-2国士舘大 長居第2]

 第35回総理大臣杯全日本大学トーナメントの2回戦・4試合が5日に各地で行われた。長居第2陸上競技場の第1試合では浜松大(東海2)と国士舘大(関東5)が対戦。浜松大が終了間際の劇的ゴールで3-2の勝利を収め、4度目の出場にして初の準決勝進出を決めた。

 開始直後に試合は動いた。前半5分、MF大槻優平(4年=京都U-18)の右CKをMF増田誠也(4年=清水商業高)が流し、最後はDF関嶋順起(4年=岡崎城西高)がシュートを決め、浜松大が先制した。しかし、初戦で逆転勝利を演じた国士舘大は動揺することなく攻めにかかった。失点からわずか4分後、MF佐藤優平(3年=横浜FMユース)からのパスから最後はオフサイドぎりぎりの位置で抜け出したFW吉野峻光(4年=静岡学園高)がドリブルで持ち込み、最後はGKをかわして冷静に左足でゴールへ流し込んだ。

 試合を振り出しに戻した国士舘大の勢いは止まらない。前半24分、吉野、佐藤とつなぎ、最後はMF岩崎晃也(4年=青森山田高)が左足でゴールを決めて逆転に成功した。このまま逃げ切りたい国士舘大だったが、まさかの展開が待っていた。

 逆転から3分後の前半27分、DF奥田秀吉(4年=静岡学園高)がPA内でFW村松知輝(3年=帝京高)を倒してしまい、2枚目の警告を受けると退場。国士舘大は残り時間で数的不利な戦いを強いられてしまった。浜松大は大槻がPKのキッカーを務める。しかし、蹴りこんだボールはクロスバーを叩いた。同点に持ち込む決定機を逃した浜松大だったが諦めずに果敢に攻め込む。浜松大ペースのまま、前半は0-0で終了した。

 そして後半18分、試合は動く。途中出場の国士舘大DF朴成彬(2年=柳ヶ浦高)がPA内で相手MFを倒してしまい、またもPKを献上。これを増田に決められて、試合は2-2の振り出しに戻った。その後はスコアは動かず、延長戦へ突入かと思われたラストワンプレー。後半ロスタイム2分だった。左サイドから浜松大が攻め込むとMF浜田康寿(1年=中京大附中京高)のパスをゴール正面で受けた村松が右足シュート。村松の2戦連続弾が決勝点となり、浜松大が3-2の勝利を収めた。

 勝利した浜松大は初の決勝進出へ向けて、7日に中央大(関東4)と対戦する。関東勢を連続撃破し快進撃を続けることはできるか。


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