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[コマスポ]まずは1勝、ホームで勝利し波に乗れ!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦1部第13節は1日、駒沢オリンピック公園総合運動場で駒澤大が筑波大と対戦する。一度は8位に浮上した駒大だったが、調整期間を終えて1勝1敗1分。再び10位に落ち込んでいる。

 厳しい試合となった前節の慶應義塾大戦。駒大はGK檜山昇吾(2年=水戸商業高)とDF川岸裕輔(1年=前橋育英高)が初先発フル出場の大抜擢。その采配が的中し、「ディフェンスラインで大きく選手を入れ替えたので、(選手らの)意識が変わって出来ていた」と秋田浩一監督が話すように、終始隙のないディフェンスを見せた。

 後半に入ってからも、慶大の度重なる猛攻を檜山のビッグセーブなどで耐えしのぎ、7試合ぶりに無失点で抑えた。一方で、駒大も果敢に攻めシュートチャンスを生み出すが、あと一歩決めきれない。最後まで互いに均衡状態を破れず、スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果となった。

しかし、前節までに課題として上げられていた守備面の問題では、改善への兆しをみせた。試合後には、DF林堂眞主将(4年=習志野高)は「0に抑えられたことは良かった」、MF山崎紘吉(4年=成立学園高)も「監督から守備の意識を持てと言われ、うまく出来た」と振り返っている。

 今節の対戦相手である筑波大との前期での一戦は、ホームとも言える駒沢の地で行われた。駒大は集中応援日ということもあり、いつも以上の応援を背に受けて奮闘。後半に勝ち越されるが、途中出場のFW小牧成亘(1年=ルーテル学院高)がロスタイムに気迫の同点弾を決め、2-2で引き分けた。現在首位を独走し、波に乗っている筑波大。前節の青山学院大戦こそ引き分けだったが、後半開幕戦でもあった神奈川大戦は4-0で大勝、続く11節も慶應義塾大相手に逆転白星を挙げている。

 その快進撃の立役者とも言えるのが、後期に入り既に得点を決めていて、現在得点ランキング3位のFW赤崎秀平(2年=佐賀北高)と、同じく5位のMF曽我敬紀(3年=横浜FMユース)の2人。そしてその得点機会を生み出す、アシストランキング1位タイのMF上村岬(2年=磐田ユース)にも注目だ。

 再びホーム、駒沢で行われる筑波大戦。「チャンスはあったが、うちは集中力が足りない」と秋田監督が顔をしかめるように、2試合ぶりの勝ち点3を奪うには、何より得点力不足の解消が求められる。エースとして覚醒してほしいFW山本大貴(2年=ルーテル学院高)を始め、FWとしての起用が定着してきている湯澤洋介(3年=矢板中央高)には持ち味の突破力でゴールを期待したい。

 また、現在2得点のルーキ小牧のアグレッシブな攻撃参加でゴールを目指すとともに、駒大屈指の高さを誇るFW肝付将臣(4年=熊本学園大学付属高)にも4年目の意地を見せつけて欲しいところだ。誰が駒大を救う救世主として名乗りを上げるか、今後の活躍に目が離せない。

(文・駒大スポーツ 河田奈津子)

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