beacon

[ケイスポ]慶應義塾大vs青山学院大 試合後の慶應義塾大コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加

[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[10.1 関東大学1部リーグ戦・後期リーグ第13節 慶應義塾大2-2青山学院大 川口]

 第12節を終えリーグ戦6位の慶大は、上位進出のためにも勝ち点3が欲しい状況で青学大戦を迎えた。慶大は後半に退場者を出し、さらに相手に先制を許す厳しい状況となったが、相手のミスにつけ込みリードを奪って終盤に突入する。しかし不運な判定からPKを決められ、2-2の引き分けに。欲しかったリーグ戦再開後の初勝利は持ち越しとなった。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
―今日の試合を振り返って。
「疲れました。10人になって、引き分けて勝ち点1が取れた。前向きにとらえていこうと思います」

―無得点だった前半を受けて、どのような指示をハーフタイムにしたか?
「とにかく慌てないで、ワイドにボールを動かして相手のディフェンスラインの間を空けて、空いたら中から、基本は外からいこうということと、慌てず1点勝負だという形で指示をした。あとこちらもやっぱりミスをした。1点目の失点はこっちのバックパス。それはやっぱりやってはいけない。そのやってはいけないプレーで失点してしまったというのは自分たちで首をしめた。なおかつ退場者を出して10人になった。もったいないと思う」

―10人になってからのゲームプランは?
「ブロックを作ってボールを取ったら前の選手に預ける、くらいしかない。でも、その戦い方というのは彼らがよく知っている。逆に人数が少なくなってスペースもできてボールも動くようになった。本当は11人でそういうサッカーができればいいんだけども。まあ彼らも10人になってやらなきゃいけないというのもあると思う」

―交代して入った選手がいい動きを見せていたことについて。
「調子がいいので。森田もそうだし、松下も途中から入ってディフェンスラインで落ち着いてできたんじゃないかと」

―次の試合に向けて。
「1週間空くので、まずゆっくり休んでそれから。笠松も出れないので、その辺も含めてこれから考えようかと思ってます。明治大も強いし、いいゲームができたらなと思います」

―次節までにつめていくところは?
「ディフェンス。次の試合、笠松がいないので。夏場もやってきたけれどももう一回ディフェンスの部分はやらなきゃいけないと思う。あとはフィニッシュ」

●DF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)
―今日の試合を振り返って。
「退場してしまったので、そこは自分の責任だと感じてます。最後、PKを外して、勝てる場面もありましたけど、よく引き分けで終わったかなという試合だったと思います」

―前半の内容について。
「前半は得点0でもいいという感じだったので、慌てず後半に勝負を仕掛けようというプランだったので慌てることはなかったです」

―次の試合に向けてチームとしての意気込みは?
「自分としては試合に出られないので、とにかくチームをサポートして一丸となって戦っていくしかないと思う。2週間いい準備をしたいと思います」

●DF田中奏一副将(4年=F東京U-18)
―今日の試合を振り返って。
「悔しいです」

―後半10人になりましたが、チームの戦術はどのようなものだったのか?
「早慶戦でわかってるので、引いてブロックを敷いて、あのPKの場面以外はまあ勝ちゲームかなと思ってたんですけど、ちょっと僕の対応が悪かったです」

―前期も青学戦で負けたのが頭には残っていたか?
「いや、特にはないです」

―後半は荒れた試合展開になってしまいました。
「自分たちで作った荒れたゲームなんで。ああやって10人になる前にもっと点をとって守っていれば荒れた試合にはならなかった。もっと安定した試合をできるようにやっていきたいです」

―ただ10人になってからは2得点したりとチームも復調した感じがあったが?
「そうですね……点が入った形がセットプレーとああいうラッキーな形なんで、たまたまっていったらあれですけど、やっぱり10人になる前にもっと最初に自分たちで点を、11人でいい試合をして点を取るのが先決だったかなと思います」

―リーグ戦再開後未勝利ですが?
「ちょっとこれだけ勝ちがないとどうしてもチームの雰囲気が悪くなっちゃうんで、次は絶対勝ちたいと思います」

―明治戦への意気込みをお願いします。
「勝ち点3を取れるようにしっかり2週間準備していきたいです」

●MF河井陽介(4年=藤枝東高)
―今日の試合を振り返って。
「自分次第では勝ち点3取れたので、最後のPKに関しては皆に申し訳ないと思っています」

―前半攻め込みながら得点できなかった要因は?
「チャンスはいっぱいあっていいサッカーもできていたと思うんですが、最後のシュートのところが冷静さを欠いたり運がなかったところもあったし、前半のうちにリード出来たら一番よかったと思います」

―笠松主将が退場した後どのようなことを意識したのか?
「退場したプレーで得点が入ってしまったので、もうやるしかないと思っていたし、自分としても点取れないこともないなとも思っていたので、その後もあまりやり方を変えずに攻めていこうと思っていました」

―2失点目を振り返って。
「あのシーンは、自分と(田中)奏一がもう少しコミュニケーションを取って守備出来たらよかったんですが、あそこの場面は縦に行かせたら駄目だったシーンだったのかなと。2人でもっとコミュニケーションを取ればやられることもなかったのでもったいないシーンでした」

―相手のPKの判定について。
「レフリーが言ったらもう仕方がないので、その前のシーンでもう少し何かが出来たのかなと。その点については、もう一回奏一と話し合いたいなと思います」

―自身のPKについて。
「自分はあまり考えない方なので、すんなり蹴ったら止められてしまって2本目を蹴るチャンスももらったんですけど、何も考えずに蹴ったら外しちゃったので、本当に申し訳ないなという気持ちで一杯です。自分も経験不足だなと思いました。あの場面で余裕がなかったし、プレッシャーを感じてはいなかったんですが、もっと余裕をもってキーパーの逆取るぐらいのことをやりたいと思いました」

―次節に向けて。
「この試合みんな勝てたと思っているし自分としてもチームに申し訳ない気持ちがあるので、リーグ戦というのはまだまだ借りを返せるチャンスもあるので、まず明治戦で自分が勝ち点3獲得に貢献できたらなと思います。そのためにまた2週間空くのでいい準備をしていきたいと思います」

●DF黄大城(4年=桐生第一高)
―試合を振り返って。
「まずは絶対勝ちが必要な試合で、前半は青学が予想通りのサッカーをしてきて、自分たちはボールを動かしながら、ボールの失い方だけは気をつけようとしていたんですが、結構不用意なミスからカサ(笠松主将)が退場になって、そのプレーで失点してしまって。難しい試合だったが、欲を言えば勝てた試合だったし、監督も10人で引き分けということで良しとするゲームとおっしゃっていて、切り替えて次に行くしかないなと思う」

―前半なかなか縦にボールが入らず苦しい展開になってしまったが?
「結構青学が外で回させて、なかなか縦に行けないというのはわかっていたので、一個飛ばしてサイドに長いボールだったりをやろうとしたが、なかなかそれもはまらなくて、中でなかなかリズムを変えたり、流動的に動きながらというのがなかったので苦しかった」

―後半10人になってしまったがどう点を取ろうと考えたか?
「まずは攻めるしかないので。やること変えないで、10人になってもしっかりボールを動かすということと、個人的には結構相手のサイドバックが身長が小さかったので、上がって折り返しのボールだったりを意識しろと監督に言われていたので、そういう意識でやりました」

―その中でのFKでの同点弾だったが?
「ちょっと位置が遠かったのでどうかなと思ったが、キーパーが結構真ん中寄りに立っていて、(日高)慶太に先にちょっと動いてと言ったら、(キーパーが)動かなかったので、空いてたので、あとは落ち着いて蹴れた。入ってよかったです」

―今日の反省点は?
「まずは不用意なパスミスですね。あれだけフリーでボールを動かしながら、自分たちのミスで失点して、ゲームを崩してしまうと厳しいかなということと、あとは引いた相手への処理だとか、攻めている時のリスク管理だとかまだまだ突きつめるところは多いんですが、1週間空くのでそこでしっかり修正したいです」

―次節・明治大戦に向けて。
「2週間空くということで、しっかりと修正して、次は明治で勝ち点も並んでいて、負けたら下も見える状況なので、結果にこだわって勝ちにいきたい」

●MF日高慶太(4年=桐蔭学園高)
―今日の試合を振り返って。
「前半から自分たちのペースで、今までの試合と比べると慶應らしいボール回しが出来ていたのですが、最後のところで精度を欠き結果的に自分たちのミスから失点し1人退場してしまい……。自分たちのミスで難しい試合にしてしまったかなという感じです」

―後半味方が1人少ない状況になってからチーム、また個人として意識したことは?
「もう割り切って1人少なくなったのだから自分がボランチに下がってボールを回そうと。本当は1人退場する前に自分がボランチに回って、気の利いたパスだったりロングボールだったりで組み立てたかったんですが、退場してからは割り切って基本守備に重点をおいてカウンターの形を狙いました。相手にペースを握られるのは仕方ないかなと思いながらやっていました」

―現在上位の明治大学と対戦する次の試合への意気込みは?
「明治は個人としてもチームとしても完成されたいいチームだと思います。自分たちはまだ後期勝てていないですが、明治のような強いチームに勝てたらこれからの試合に勢いや自信を持って臨めると思うので良い準備をしていきたいなと思います」

●FW大塚尚毅(4年=滝川第二高)
―今日の試合を振り返って。
「基本的には相手が下がってたんでずっと自分たちのペースでボールを回せてたんですけど、なかなか点が決めれずに自分たちのミスで退場して失点してしまって非常に苦しい展開だったんですけど、そこから2点返して、早慶戦のような形で一体感もあったんですけど、ちょっと失点してしまって。まあ一言でいうとすごい悔しいです」

―青学には前期も負けているが、そのことは意識していたか?
「もともと戦う前に負けてる相手だからチャレンジしてやっていこうっていう話はみんなしてて、あんまりそれで苦手意識とかは特になかったんですけど、そんなに意識はしてなかったですね」

―後半は荒れた試合展開になりました。
「やっぱり仕方ない部分もあったとは思うんですけど、まあレフリーに何を言っても仕方ないと思うんで、自分たちが決めるところだったり、防げるところっていうのはいっぱいあったんで、まあPKとられた状況でもやっぱりその前のプレーとかにそのプレーにつながるようなミスというか一人ひとりの足りない部分とかあったと思うんで、次にそれを改善できるようにしていきたいです」

―リーグ戦再開後は未勝利ですが?
「一勝できれば本当に波に乗れるチームだと思うんで、幸いなのがまだ上位も詰まってる状況なので、まだまだ本当にチャンスはあると思うので、まず一勝を目指してそこから波に乗れたらなと思います」

―次節・明治大戦への意気込みをお願いします。
「本当にいい相手で天皇杯予選でも負けてるんで、今度絶対勝って順位を上げていきたいと思います」

●GK中川翔太(4年=國學院久我山高)
―試合を振り返って。
「全体的には自分たちのペースでできていたと思っていて、やっぱり自分たちのミスから招いた失点なので、そこに関してはしっかり反省しないといけないし、ハーフタイムにもDFラインでのミスはないようにという話だったが、そこのところで詰めの甘さが出てしまった。まずは1失点目というのが大事なのでそこに尽きると思います」

―青学はカウンターを狙っていたと思いますが、それに向けての対策は?
「まずは無理して狭いところに突っ込んで取られるというのが前半何個かあったので、確実に広い方に、急ぐんじゃなくて自分たちがグラウンドを広く使ってやろうと言っていたが、全体的には良かったと思うんですが、一個ミスが出るとディフェンスとしてはダメなので。完璧ではないので、それだけでは評価できないと思います」

―後半1人少なくなってしまう苦しい展開になったが?
「1人少なくなってもやれる自信はあったし、そんなに影響はないかなと思っていたので、ただ個々が1人少なくなってからでもよく動いて、サッカーも変わらずにできていたので、そんなに僕としては意識することはなかったです」

―その後一度は逆転するもPKという形になったがあのPKのシーンについて。
「キッカーが高校時代一緒にやっていた選手なので、身体を開いて僕から見て右の方に蹴るのかなとちょっとイメージはあったが逆でしたね」

―後期に入り未勝利だが原因は?
「やっぱりシュートの質というか枠に行かないのが多いのと、今日は思い切ってミドルレンジから打つというのがあって、それは今節になってよかったかなと。それを続けていけばゴールチャンスというのも必ず増えると思うので。でもディフェンス自体はどのチームも頑張っているので、簡単にゴールできないというのはわかっているが、ミドルレンジのシュートを絡めつつ、サイドのボールも入れつつという風に攻撃の幅をこれをきっかけにバリエーションを増やしていけば、1点でも多く相手より取れる試合がまた来るのではと期待しています」

―次戦・明治大戦に向けて。
「いつやっても非常に拮抗した良い試合になる相手なので、最高の準備をして僕としては次こそ失点は最少失点をすることを考えつつ、チームとして勝って、チームとして喜びつつ、やっぱり勝ちがないと雰囲気は上がらないので、勝って次につなげたい」

●MF森田達見(3年=川崎F U-18)
―今日の試合を振り返って。
「後味の悪い試合ではあったんですけど、それでも失点のシーンとか、勝ちきれなかった事を審判のせいにしないで、自分たちがどうすべきだったのかを考えるべきだと思いますし、10人で勝ち点1を取れたことをプラスに考えたいと思います」

―途中出場でしたが?
「監督からは試合前に自分の起用法については言われていて、どのような役割なのかが理解できて、しっかりと準備もできていたので、それが得点という結果に繋がってよかったと思います」

―退場してから2点を取ることが出来たが?
「1人退場するというのは早慶戦でも天皇杯の明治戦でもあったので、10人になってからどういう風に戦うのかということは、ある程度みんなわかっていたと思います」

―10人になったことで、スペースが生まれて攻撃がスムーズになったように見えたが?
「10人になったことで、1人1人の運動量を増やさないといけないということがみんなに浸透して、それが相手よりも攻守の切り替えが早くなったりしたことに繋がったと思います」

―リーグ戦再開後4試合勝利がないが?
「自分たちのサッカーを崩すことはないし、自分たちがやるべきことというのはみんな統一できていると思うので、それをやり切るしかないと思います。ただ、失点も自分たちのミスからというのが多いので、次の試合からはそれを少なくすることが大切だと思います」

―明大戦に向けて。
「前期の開幕戦で勝って天皇杯予選で負けて1勝1敗なので、絶対勝ちたいと思いますし、個人的にも明治には苦手意識は無いので、結果を残せるように頑張りたいと思います」

●DF保田隆介(1年=横浜FMユース)
―試合を振り返って。
「ゲーム運びとしては自分たちのミスから退場者を出してしまったし、失点してしまったのでよくなかったと思います。また判定の問題とかもあったのですが、最終的には引き分けで終わることができたので、そこはプラスにとらえています」

―SBでのスタメンが多かった中、今日はCBでのスタメンでした。
「試合前から、うちがボールを持てるだろうと予想していたので、カウンターには気をつけようと考えていて。マイボールの時のリスクマネージメントを一番意識していました」

―マッチアップは速いタイプのFWだったが?
「相手の攻撃自体はあんまり怖さがなかったです。FWに対するサポートとかもあんまりなかったので、FWを抑える分には問題なかったかなと思います。自分としても速さでくるタイプの相手は得意なんで、問題なかったです」

―立ち上がりのカバーリングなど安定感があったが、大学サッカーには慣れてきたか?
「言って関東リーグはまだ4試合目なんで。慣れてきたとは言えないですかね。今日の青学に関しては、攻撃力で落ちるチームだと思うので、今日は落ち着いてできましたけど、他のチームに対してはまだまだ未知数なところがあります。まだ慣れたとは言えませんね」

―次節の明大戦は天皇杯予選のリベンジであり、また笠松主将が不在となります。
「個人的にも天皇杯のときの明大戦は試合に出ていて、完敗とまでは思いませんでしたが、要所要所でやられてしまったというイメージがあります。次は笠松くんがいませんが、自分にとってはチャンスだと思うので、まず次の試合に使ってもらえるように、練習からアピールしていけたらと思います」

[写真]ワントップで奮闘した大塚だったがゴールはならず

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

**体育会情報・試合速報つぶやいています!**
慶應スポーツ新聞会twitter
アカウント名:keispo2011
コチラから
ぜひフォロー宜しくお願い致します!

TOP