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[コマスポ]最終節も白星ならず来季は2部へ…這い上がれ駒大!!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]
[12.3 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第22節 駒澤大2-3青山学院大 青山学院大G]

 JR東日本カップ2011第85回関東大学サッカーリーグ1部・第22節は3日、青山学院大学緑が丘グラウンドで駒澤大vs青山学院大が行われた。前節終了時に、20年ぶりの降格が決定した駒大。4年生にとっては大学最後の試合となった今節、最下位では終われない両者の激しい攻防戦の末に駒大は涙をのむ結果となった。

 序盤からサイドを使って前へ前へとボールを運び、前線ではFW肝付将臣(4年=熊本学園大学付属高)が競り合いの強さを見せるなど、積極的にゴールを狙った。対する青学大もカウンターで攻め込むなど互いに譲らない試合展開を見せると試合が動いたのは10分。右サイドから切り込んだ相手にDFを交わされると、そのまま豪快に先制点を許した。それでもペースを乱さず果敢に攻めた駒大は、18分にDF砂川太志(4年=宜野湾高)のCKにMF山崎紘吉(4年=成立学園高)が「嬉しかったが、夢中であまり覚えていない」と、高い位置で合わせ同点に。その後は均衡状態が続き、1-1で前半を折り返した。

 後半に入り、49分にMF湯澤洋介(3年=矢板中央高)のドリブル突破からPKを獲得すると、キッカー林堂眞(4年=習志野高)がそれを確実に決め勝ち越しに成功した。しかしリードが続いたのはわずか8分間。またも左サイドを崩され失点し、試合を振り出しに戻された。その後も何本かCKを得るが、その好機をものにできず。焦りからか、徐々にファールが目立ち始め、なかなかチャンスを作り出せない状況が続いた。

「ラスト3分(の表示)が見えて、集中しようと言っていたのに」(砂川)と、悲劇が起きたのはロスタイム3分。DFの隙を縫ってパスをつながれ、途中出場のMF山崎文人(3年=東京Vユース)に打たれたシュートに、GK大石健太(2年=磐田北高)の手は届かなかった。そこで試合は終了。「今年のチームを象徴する試合になった」とMF江川昇吾(4年=聖隷クリストファー高)が語るように、今年何度も苦しめられた、最後の最後で耐えきれない弱さが最終節にまで現れた。

 優勝を目標に臨んだリーグ戦も、終わってみれば4勝11敗7分の最下位に。先日行われた閉会式後、「今年は、辛いときに選手同士で怒れるということが少なかった。来年は1人1人が言い合ってほしい」と林堂主将は語った。2部降格という厳しい現実を前にし、「1年での(1部)復帰を目指す。もちろん全国大会も狙う」と、意気込みを話した秋田浩一監督。昨年優勝した大臣杯の予選、1年間を通してのリーグなどで多くの悔しさを味わったであろうこの1年。その悔しさをばねに、チーム全員で切磋琢磨し合い、まずは1年での1部復帰を目指す。

(文 駒大スポーツ 河田奈津子)
(写真 同 佐藤 亮)
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