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王者・専修大は“注目ホットライン”がゴール破る

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[4.7 関東大学1部第1節 専修大2-1東京学芸大 西が丘]

 専修大の注目アタッカーコンビが早速その実力を発揮した。先制された専修大だったが後半23分、全日本大学選抜MF長澤和輝(3年=八千代高)のスルーパスから同じく全日本大学選抜のFW仲川輝人(2年=川崎F U-18)が左足ダイレクトで同点ゴール。Jスカウト陣が熱視線を浴びせる中で“逸材ホットライン”がゴールをもたらした。

 昨年のエースで千葉入りしたMF町田也真人から背番号10を受け継いだ仲川は、目標の得点王へまず1ゴール。「10番の責任がある。10番に恥じないプレーをしないといけない。1ゴールですけど、結果を残せて良かった」と振り返った。長澤のボールを持った際の迫力は抜群。簡単には止まらず、仲川も得点だけでなく、右サイドをえぐってビッグチャンスを生み出すなど2人の存在感は王者の中でも際立っていた。

 昨年の関東1部得点ランキング2位で全日本大学選手権決勝で先制ゴールを決めた長澤とスーパールーキーと評価された仲川だが、自身の成長へ余念はなく、練習後には2人で居残りシュート練習にも取り組んでいるという。仲川は「(岩渕コーチから)開幕戦で先制点を取られると90パーセントは負けか引き分け。ここで逆転できたことは大きいと言われた」。追い込まれながらも力強い戦いぶりで逆転した専大をけん引する2人は、攻撃力をさらに増してチームを連覇へ導くつもりだ。

[写真]後半23分、専修大FW仲川が同点ゴール
(取材・文 吉田太郎)

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