beacon

[コマスポ]ロスタイムで得点、待望の決勝ゴールに歓喜

このエントリーをはてなブックマークに追加

[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2012第86回関東大学サッカーリーグ2部・第4節は28日、平塚競技場で駒澤大vs日本大が行われた。二節連続で引き分け、今節こそ勝ち点の欲しい駒大は立ち上がりから得点のチャンスをものにできずにいたが前半で貴重な先制点を挙げリード。迎えた後半、わずかな隙を突かれ同点とされる。このまま試合終了かと思われたロスタイム、MF山本大貴(3年=ルーテル学院高)が今季初ゴールを華麗に演出し、待望の勝利を導いた。

 気温が高く、太陽が照り差す中で行われた今節は序盤から目立ったシーンはなく互いに相手陣地へボールを送り込む。FW小牟田洋佑(2年=前橋育英高)が落としたボールをFW湯澤洋介(4年=矢板中央高)が拾って幾度かのチャンスを作るなど、攻撃陣は果敢に攻めるもゴールネットを揺らす事はなかった。そんな中迎えた41分、MF中村駿(1年=習志野高)のパスに湯澤洋介が反応し左サイドから豪快に先制点を決める。

 このまま流れに乗り追加点を挙げたい駒大は後半開始直後、MF碓井鉄平(3=山梨学院大附高)が蹴る精度の高いFKにDF嶋谷昇大(1年=神戸広陵学園高)が頭で合わせるも惜しくもポストに直撃。対する日大は、エースのFW三浦雄介(3年=前橋育英高)にボールを集め駒大ゴールへ猛攻をしかける。52分、ついに深い位置でパスを繋がれると、ペナルティエリア内での痛い失点を喫する。その後も互いに攻め続けるも硬直状態が続く。66分にMF磯部裕基(2年=浦和学院高)、72分に今季初出場のDF糸井康裕(3年=桐生第一高)を投入し流れが変わることへ期待がかかるが打開は出来ず。ただ時間が過ぎていった。

 そして83分、山本大貴が投入され、2トップでひたすらゴールを目指し諦めず積極的にプレスをしかけ相手陣地へ走り込む。その姿勢が実ったのは試合終了間際だった。DF田中雄一(3年=前橋育英高)が左サイドから上げたクロスに、山本が合わせ得点し二節ぶりの勝利へと導いた。「ここで分けたら上には行けないのではないかと考えていた」とDF三澤祥馬主将(4年=三菱養和SC)が語るように、この時間帯での得点はこれからの自信に繋がることは間違いない。

「フォワードなので点を取ることを考えていた。エースストライカーとして頑張っていきたい」(山本)と話す言葉の示すまま、駒大の点取り屋としての復活に期待がかかる。やっとの思いで掴んだ勝ち点3。諦めずに戦う姿勢が勝利を収める結果へと結びついた。少しずつではあるが、無敗優勝を掲げる先にある、1部復帰へと着実に近づいている。

[写真]山本が決勝弾、チームを勝利に導いた

(文 駒大スポーツ 射手真矢)
(写真 同 森下和貴)

PR:駒大スポーツでは、今流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。

TOP