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[早スポ]DF畑尾主将不在も、チーム力で快勝!

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 前節中大との首位決戦に敗れており、連敗は避けなければならないワセダ。今節はDF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)が不在の中、神大との試合に挑んだ。序盤は相手にペースを握られ押し込まれる時間が続いたが、スキをついて先制。直後に追い付かれるも前半のうちに追加点を奪い、後半は落ち着いた流れの中でワセダが試合を支配する。要所で神大を突き放し、チームの力を見せつけ4-1で快勝した。

 DF菅井順平副将(4年=浦和ユース)がキャプテンマークを巻き、試合開始のホイッスル。序盤は神大に押し込まれ、なかなか攻めの形が作れていなかったワセダだが、11分、関東大学リーグ戦(リーグ戦)初出場のDF奥山政幸(1年=名古屋U-18)のスルーパスを右サイドで裏に抜けたMF近藤貴司(2年=三菱養和SCユース)が受けドリブルから低い弾道のクロスを上げる。それを中でMF近藤洋史(2年=名古屋U-18)がフリーで受け、落ち着いてゴール。先制点をものにする。しかし直後の14分、中央を相手にドリブルで突破され、自陣左サイドでフリーになっていた選手にボールを流され、GKとの1対1を決められ同点。試合は振り出しに戻り、ワセダは神大のドリブルに苦しめられリズムを掴めない。それでも29分、自陣からのフリーキックをMF島田譲(4年=鹿島ユース)がスキをついてロングボールを相手DFラインの裏へ。そのボールにFW富山貴光(4年=矢板中央高)が素早く反応し、GKとの1対1を冷静に流し込み2-1。頼れるエースの得点で再びリードを得る。その後ワセダはリズムが良くなり、リードのままハーフタイムに入った。

 後半に入るとゲームの流れは落ち着きを見せるものの、確実にワセダが主導権を握り試合を進める。58分、島田が中央をドリブルで駆け上がり、オフサイドギリギリのところで右に流れた近藤貴へスルーパス。そしてボールを受けた近藤貴はGKを抜き、左足でシュート。見事ゴールネットを揺らし、神大を突き放す。さらに神大DFが2枚目のイエローカードで退場し数的有利に。直後の74分、ペナルティエリア右からのフリーキックを相手GKが処理しきれず混戦となったところをMF野村良平(4年=流通経済大付柏高)が押し込み追加点。その後も交代カードを使いながら優位に試合を展開し、4-1のまま試合終了のホイッスル。今季最多の4得点を奪って勝利した。

 前節の敗戦の悔しさを快勝で拭い去ったワセダ。「得点パターンも強みが上手く出せた」と菅井副将が振り返るように随所で強いワセダを見ることができた。畑尾主将がおらずとも、チーム全員の力で掴んだ勝利は勢いをもたらすか。次節、昨季王者の専大との大一番を迎える。

[写真]先制点を決め、ベンチへ駆け寄る近藤洋

(取材・文 早稲田スポーツ 下村龍史)
(写真 松田拓也、久保沙織)

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