beacon

日本vsヨルダン 試合後のアドナン・ハマド監督会見要旨

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.8 W杯アジア最終予選 日本6-0ヨルダン 埼玉]

 日本代表は8日、W杯アジア最終予選第2戦でヨルダン代表と対戦。前半18分、FW前田遼一の2戦連続ゴールで先制すると、同21分、30分とMF本田圭佑が連続ゴール。同35分にはFW香川真司も追加点を決め、前半だけで4-0と大量リードを奪った。前半44分にDF吉田麻也が負傷交代するアクシデントに見舞われたが、後半5分、本田がプロ初のハットトリック達成となるPKを決める。後半44分にはDF栗原勇蔵のA代表初ゴールでダメ押し。6-0とゴールラッシュを締めくくった。日本は翌9日朝にオーストラリアへ出発。12日には敵地で第3戦のオーストラリア戦(ブリスベン)に臨む。

以下、ヨルダン監督会見要旨

●アドナン・ハマド監督
「まず日本代表おめでとうございます。やはりきょうは難しい試合でした。一人の選手が27分でレッドカードを受けて退場したことが我々には影響したと思います。そして我々にはミスが多すぎました。そして、昨日も申し上げたように日本代表はベストな状態にあると思います。(日本は)シーズンが始まって3か月だったので、楽にプレーできたと思う。しかし、ヨルダンや地球の西側のほとんどの代表のチームはシーズンが終わった直後だったので、選手たちは非常に疲れている様子が見れました。この間のイラクも我々と同じような厳しい状況にありましたので、この間の試合では引き分けたのですが。ほとんどの地球の西側の国々が厳しい状況にあるのではないかと思う」

―セカンドボールを拾えなかったことが敗因だったように見受けられたが、体調以外でセカンドを拾うことができなかった要因は?
「先ほど申し上げた通りに、やはり我々はミスが多かった。それは皆さんにとっても明らかだと思う。そして一人退場したことにより、我々のバランスが崩れてしまった。後半は少しバランスが回復したかと思ったが、日本はペナルティーキックとセットプレーから点を獲得できたこと。我々が強い相手である日本に対して、(1人少ない状態で)70分間戦うというのは(ハンデが)大きいことです」

―アジア杯で戦ったときと日本はどのように変わったと感じたか?
「先ほど申し上げた通りに、時間的には我々にとって非常に厳しかったが、日本代表はゆるやかに準備を万全にすることができたと思う。我々はすごく疲れた長いシーズンのあとに、すぐ来日しましたので、かなり選手たちは疲れているなと思います。そしてミスが非常に多かった。そして一人の選手が退場したことも重なって影響した。アジア杯で接戦だったときとは、それだけの違いだと思う」

―きょうの日本はブラジル代表と対戦しても勝っていたと思うが、退場の判定は妥当だったと思うか?そして今後の試合に向けてはどのように準備していきたいか?
「やはりこれからの段階は、準備をもっと整えていきたいと思う。選手の精度も上げていきたい。3か月の準備期間がありますので、準備していきたい。(次戦が)9月だったら選手たちも準備をして、ゆっくりと休むことができると思う」

―若手を起用したことはマイナスに響いたと感じているか?
「たしかにサイード・アルムルジャンは若い選手だが希望があり、技術がある選手なのできょうは使いました。他の選手で故障者もいるので、イラクの試合から先発4人を変更したのですが、そういうこともあり得ることでしょう」

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP