セリエAのユベントスは公式HPで、6月にインテルとの契約を解消していたブラジル代表のDFルシオを獲得したと発表した。09年からインテルに所属していたルシオは、ユベントスの公式HPでのインタビューで歓迎の意を示されると「ありがとう。このチームに来ることができて嬉しいよ」と感謝の言葉を語った。

　ディフェンディング・チャンピオンの一員となったことについて「(タイトルを守るという)新しい挑戦だ。新しい経験になるし、新しい人生の一章が始まる。この挑戦がすごく楽しみだ。過去の経験は私の中にある。再び成功を手にしたいと思っているよ」と語った。

　02年W杯を制した34歳のDFは、数多くのタイトルを獲得してきた。しかし、選手にとって重要なことは、「常に勝利に対する飢えていること」だと言い、自身は更なる成功を勝ち取りたいと語る。

「何より大事なのは、今日、そして明日だ。昨日は常に歴史の一部だからね。高いモチベーションを持つことが大切だ。毎日、しっかりと正しいメンタリティで練習をしなければいけない。勝つために最善を尽くすんだ」

　過去にバイエルン、インテルの一員として、ユベントスと戦った経験のあるブラジル人DFは、新チームについて「常に強いチームだった」との印象を語っている。

「イタリアに来た時も、最初に言ったけど『ユーベは常にユーベだ』と今も感じているよ。新しいスタジアムは、さらに選手たちのモチベーションを高めてくれる。サポーターは最高の雰囲気を演出してくれて、チームを後押ししてくれる。ユベントスにとっては強力な武器が増えることになるだろうね」

　昨シーズン、リーグ最少失点を記録した守備陣についても「良い印象を持っている」と明かし、「自分もその中に入って貢献したいと思っている」と意気込みを語った。

　また、アントニオ・コンテ監督は、始動直後は特に多くの練習を求めるが、準備はできているのか、という質問に対しルシオは「練習は本当に好きだから問題ないよ。練習をしっかりとやっていれば、試合で困ることは減るからね。それが正しいメンタリティだと思う。練習をやった結果が、試合に出る。良い練習ができれば、良いプレーが試合でできるんだよ」と、厳しい練習を歓迎した。

　最後にサポーターに向かって「チームのために全力を尽くしたいと思っています。自分の強さ、経験、技術、持てる能力のすべてをユベントスを優勝させるために捧げたい」と宣言している。