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ガリー・ケーヒルがベビーフードを卒業し、チームの練習に合流

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 12-13シーズンを前に、イングランド代表DFガリー・ケーヒルは、ケガから復帰を果たし、チームの練習に合流した。EURO2012をイングランド代表の一員として戦うはずだったケーヒルだが、大会前に行われたベルギーとの練習試合でアゴを骨折し、大会出場は叶わなかった。

 負傷後、彼は金属のプレートをアゴに当てていたが、ようやくそのプレートを外すことが許可されたという。これまでは固いものを食べることはできなかったため、離乳食のように柔らかくしたものを口に入れていたケーヒルは、喜びの声をあげている。

「この2週間、悪夢のようだったね。離乳食ダイエットを強いられていたような感じだよ。ようやくすべてが終わり、僕は次の一歩を踏み出せる。みんなに合流できたことも、ハードワークできることも嬉しいよ」

 負傷した瞬間に長期離脱を覚悟したというケーヒルは、レントゲン検査の際も奇跡を祈ったという。

「レントゲンを撮るとき、何もなかったら奇跡だと思っていた。残念ながら、奇跡は起きなかった。本当にショッキングなタイミングでのケガだったよ。本番前、最後の親善試合であと60分か70分もしていれば、大会に向けた飛行機に乗るっていうときだったからね。悪夢のようだったけど、チェルシーの一員としては最高の形でシーズンを締めくくることができた。アップダウンの激しい、ジェットコースターのようなシーズンだったよね。でも、ケガは終わったこと。これで良い1年が過ごせると思っているよ」

 チェルシーに戻ったケーヒルは、プレシーズンの初日からボールを使った練習ができていることに感謝している。国内では、ランニングや状態を整える練習の方がいいのではないかという声も上がっているが、ケーヒルはその考えを否定する。

「選手はボールを使ったトレーニングを望むだろうね。サッカーをやっていれば、必然的に走らなければいけないし、良い状態に持って行けるよ。試合や実践的な練習をすることは、もしかしたら素走りをするよりも、鍛えられるかもしれない。ロベルト・ディ・マッテオが監督になって、悔しがっている人がいるのかもしれないね。でも、チームに良いものをもたらしてくれると思うし、クラブにいる全員が新シーズンの戦いを楽しみにしていると思うよ」

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