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チェルシーでの初ゴールを喜ぶ、カカ2世「特別な試合になった」

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 アメリカでプレシーズンのツアーを行っているチェルシーは、22日にニューヨークで行われた練習試合でパリ・サンジェルマンと1-1で引き分けた。この試合でチェルシーのゴールを挙げたのは、背番号46を着ける若干18歳のブラジル人アタッカーだった。端正な顔立ちとプレースタイルから、『カカー2世』とも呼ばれるFWルーカス・ピアソンである。後半35分、MFラミレスとのパス交換から最終ラインを抜け出したピアゾンは、GKとの1対1を制してボールをゴールに流し込んだ。試合を終えたピアゾンのコメントを、公式HPが伝えている。

「僕にとっては良い試合だった。トップチームの2試合目でゴールを挙げることができて、特別な試合になったよ。シアトルでのデビュー戦も特別な試合だけど、この試合の印象はさらに強いね。とっても嬉しいよ」と笑顔で語った。

 得点を振り返るピアゾンは「良いゴールだったよね!! ブラジル産のゴールだった」と冗談を飛ばし、練習から狙ってきた形だったことを明かす。

「ラミ(ラミレス)と僕はトレーニングからこういう形をつくろうとしていたんだ。試合で実際に得点で来て嬉しいよ」

 12年1月に加入したピアソンは、すっかりトップチームに馴染んでいる。

「顔なじみの人たちが近くにいると、落ち着くよね。ブラジルから友人も来てくれたし、ユース時代から知っている選手もいる。この遠征はすごく快適だよ。ピッチに立てば、今までとは違うレベルのサッカーが行なわれている。本当に難しいけれど、プレーして、プレーして、プレーすることで、少しずつ慣れて行くのだと思う。そうすることで一歩ずつ選手としても成長できるはずさ。だから、今後どうなるか楽しみだね」

 得点をしたものの、若きブラジル人は、まだ本調子ではないことを認めた。

「日曜日の試合では30分しかプレーしていない。それでも消えている時間があった。コンディションも、ここから上がって来ると思う。もっと時間は必要だけど、1、2試合プレーして、トレーニングを続ければ、開幕を迎えられる状態になると思うよ」

 将来を約束されたタレントにとって楽しみなシーズンが、まもなく始まる。

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