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ジーコ監督、イラク代表監督を退任へ…給与の未払い続く

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 イラク代表のジーコ監督の退任が濃厚となっていることが分かった。28日に自身の公式サイトを更新したジーコ監督は「スタッフへの給料が約10か月間未払金となっており、自分も5か月無給状態であった」と告白。「現時点の状況から察するに残念ながらイラク協会が打開策を打ち出す事はかなり難しい」と退任が決定的となっていることを打ち明けた。

 イラクはW杯アジア最終予選に進出しており、日本と同組のB組に属している。9月11日には埼玉スタジアムでの対戦も予定されており、日本凱旋が注目されていた。

「アラブ杯決勝終了まではなんとか続けたが、いよいよ限界となり協会と話し合いの場を持った。この状態が続けば実質的に職務の続行は不可能である事を明確にし検討を促しリオに戻った」

「この先チームが本大会への切符を手にする力はあると思っている。唯一不足しているのは協会側の自分達を含め懸命にプロとして任務を遂行している者達への配慮とリスペクトである」

「協会側との再度の交渉の場が持たれるであろうが私としては職務遂行への安定した保証が成されない限りは職務の続行はほぼ不可能」

 協会側の姿勢をチクリとやったジーコ監督。しばらくはブラジルで状況を見守ることになるのだというが、状況は厳しそうだ。

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