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ユベントス、コンテ監督に1年3か月の資格停止処分求刑…今季ベンチ入り停止か

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 イタリアサッカー連盟(FIGC)検察は2日、ユベントスのアントニオ・コンテ監督に対して1年3か月の資格停止処分を求刑したと発表した。これを受け、規律委員会は来週中にも決定が発表されるものとみられ、決定が下ればコンテ監督は今季ベンチ入りが不可能となる。

 コンテ監督はシエナを率いていた2011年に八百長を知りながら告発しなかったことが疑われている。自身は一貫して無罪を主張。だがコンテ監督は法廷で争わないことを決断。司法取引を行い、20万ユーロの罰金を支払うことで資格停止期間3か月で折り合いをつけたものとみられていた。だがFIGCの規律委員会は1日、この司法取引を認めなかったことを発表。長期資格停止は避けられない状況となっていた。

 ユベントス側は公式サイトにアンドレア・アニェッリ会長のコメントを掲載。「FIGCとスポーツ裁判があらゆる法の論理、本質的な正しさから外れたところで動き続けていることが分かった。処分対象の結果は、大きな矛盾と、不正を犯した者だけを保護するものだということを示している。受け入れられない」と全面否定の構えを示している。

 だがFIGCも公式サイトでアニェッリ会長のコメントに反論。「ユベントスのアニェッリ会長の評価は受け入れられないものであり、批判する権利の域を越えている」とユベントス側を痛烈に批判している。

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