パリ・サンジェルマン(PSG)は8日、サンパウロからブラジル代表MFルーカスを獲得することで合意に達したと発表した。来年1月からの加入となる。契約は2013年1月から2017年7月まで。移籍金は4500万ユーロ(約45億円)とも言われている。

　ブラジル出身のルーカスは欧州ビッグクラブが争奪戦を繰り広げていた19歳MF。U-23ブラジル代表としても現在ロンドン五輪を戦っており、ここまで5試合中3試合に出場している。昨年3月にはA代表デビューも果たしており、ブラジルの将来を背負って立つ逸材の一人だ。

　当初ルーカスは今夏の欧州移籍が噂され、インテルやマンチェスター・Uといったクラブが獲得に乗り出していた。だが移籍金の問題もあり交渉が難航すると、大型補強続けるPSGが緊急参戦。一気に契約までこぎつけてしまった。PSGの勢いが欧州を席巻している。