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ポルトFWフッキ「移籍のときが来た」

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 ポルトのFWフッキが、今夏の移籍を示唆した。ESPNが報じている。

 OA枠でU-23ブラジル代表の一員としてロンドン五輪に参加していたフッキは、大会終了後まで移籍についてのコメントを控えていた。チェルシーを筆頭に、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン、そしてロシアのゼニトからも興味を示されているストライカーは、大会を終えて、移籍について口を開いた。

「僕が移籍するときが来たのかもしれない。移籍ができればうれしいし、その中でもイングランドのリーグが一番合っていると感じている」

 しかし、ポルトのピント・ダ・コスタ会長は、フッキの移籍については彼の代理人と何も話していないと明かした。さらに、彼の違約金1億ユーロを満額で受け取れない限りは、移籍を認めない方針を明確にしていた。

「私はフッキの代理人と会っていない。フッキは違約金の設定されている選手であり、彼の獲得を望むクラブは、それを支払えばいいだけだ。私の所に来る必要はない」とダ・コスタ会長は語った。

「フッキがチームを去る時、それはクラブにとっても、選手にとっても満足の行くときだ。しかし、現時点では私が満足するような話は何もない。だからこそ私は、今シーズンもフッキがポルトの選手としてプレーしてくれると思っている」

 一方、フッキの代理人であるテオことテオドロ・フォンセカは、ポルトガルの『ラジオ・レナセンサ』で、移籍を禁じることはできないと主張した。

「フッキには契約がある。彼はポルトが好きだ。しかし、現時点では疑問符がついているんだ」とテオは語った。「選手に残ってもらいたいと思っても、コンディションは最高ではなくなる。時にクラブは組織を守るために、権利、選手、あるいはスタッフをあきらめなければいけない。人は来て、去っていくものだ。しかし、クラブはそこに残り続ける。サッカーの世界では、何だって起こり得るんだ」

 五輪では決勝でゴールを決めたものの、1-2で敗れて悲願の金メダルに届かなかったフッキ。もう一つの悲願である、プレミアリーグへの移籍は、叶うのだろうか。

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