プレミアリーグは22日、第3節の1日目を行なった。チェルシーが欧州スーパー杯を戦うため、この試合だけ第2節の前に前倒しで行われている。試合はチェルシーが今季プレミアリーグに昇格したレディングに苦しみながらも4-2で競り勝ち、開幕戦に続く勝利を挙げた。

　立ち上がりから攻勢に出たチェルシーは、前半17分にMFエデン・アザールがPA内で倒されて、PKを獲得する。これをMFフランク・ランパードが決めて、試合を動かした。

　このまま試合を支配したいチェルシーだったが、レディングが反撃に出る。前半25分に右サイドからFWガレス・マクレアリーが入れたクロスをFWパベル・ポグレブニャクが鮮やかなヘッドで流し込み同点に追い付くと、その4分後にもダイー・ガスリーのFKがチェルシーGKペトル・チェフのミスを誘い、レディングが逆転に成功する。

　ビハインドを負ったチェルシーは、後半に入りMFオスカル、FWダニエル・スターリッジと次々に攻撃的な選手を投入し、守備を固めるレディングからゴールを奪おうとした。迎えた後半24分、DFギャリー・ケーヒルの豪快なミドルシュートが決まり、チェルシーが同点に追い付く。

　その後も圧倒的に攻めたチェルシーだが、MFフアン・マタのミスもあり、逆転ゴールをなかなか挙げられなかった。ここで結果を出したのが、今シーズンこそエースとしての活躍が期待されるFWフェルナンド・トーレスだった。左サイドでフリーになったDFアシュリー・コールからの折り返しをゴールに流し込み、再びチェルシーがリードを奪う。

　敵地での勝ち点獲得を狙うレディングは、同点ゴールを目指して攻めた。後半ロスタイムには、CKを獲得するとGKアダム・フェデリチも攻め上がった。しかし、ここからチェルシーは、切れ味鋭いカウンターを見せる。エデン・アザールがドリブルでボールを運ぶと、最後はゴール前まで詰めたDFイバノビッチにパス。セルビア人DFが開幕戦に続くゴールを流し込み、最終的にはチェルシーが4-2と2点差を付けて勝利した。

チェルシー 4-2 レディング
[チ]フランク・ランパード(17分)、ギャリー・ケーヒル(69分)、フェルナンド・トーレス(81分)、ブラニスラフ・イバノビッチ(90+5分)
[レ]パベル・ポグレブニャク(25分)、ダニー・ガスリー(29分)

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