beacon

開幕4連勝に導く2戦連発弾、乾「行けるところまで行きたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガは21日、第4節1日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でMF清武弘嗣の所属するニュルンベルクと対戦し、2-1で競り勝った。2戦連発弾となる決勝点でチームを開幕4連勝に導いた乾は「結果は単純にうれしい。チームは4連勝だけど、このまま行けるところまで行きたい」と力強かった。

 1-0で迎えた後半15分、左サイドからドリブルで中に切れ込むと、DF2人の間を突破し、右足ミドルを叩き込んだ。「この間も中に入って打ったので、それが警戒されているかなと思って、縦に行くふりを入れてみたら、うまいこと間に行けた。その後も落ち着いてできた。狙いどおりといえば狙いどおりだけど、考えてなかった。冷静でよかった」。そう振り返る乾は「得点シーンはよかったけど、前半も後半もボールにあまり触れなかった。まだ修正しなくてはいけないところはいっぱいある。勝てたことは本当によかったし、点もよかったけど、もっとやっていかないと」と反省も忘れない。

 清武との日本人対決を制し、昇格クラブとしてはブンデスリーガ史上初となる開幕4連勝となった。まだ暫定だが、フランクフルトが首位に立ったのは13年ぶり。乾は「次のドルトムント戦に勝って、勢いに乗りたい」と、昨季王者をホームに迎える次節25日のドルトムント戦を早くも見据えていた。

(取材 了戒美子)

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP