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宇佐美が今季2点目の決勝点!!岡崎、酒井高との日本人対決制す

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 宇佐美が今季2点目の決勝点で日本人対決制す!! ブンデスリーガは26日、第5節2日目を行い、MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムは敵地でFW岡崎慎司、DF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、3-0で快勝した。宇佐美、岡崎、酒井の日本人選手3人が先発した試合は、前半5分に宇佐美が個人技で先制点。チームも2試合連続の3ゴールで今季初の連勝を飾った。一方のシュツットガルトは開幕から2分3敗となり、今季いまだ勝利なし。注目の日本人対決は明暗の分かれる結果となった。

 ホームで今季初勝利を目指すシュツットガルトは4-2-3-1の右SBで酒井、右MFで岡崎が先発した。前半3分にはFWイビセビッチが右サイドに展開し、酒井のクロスにイビセビッチが飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール左へ。最初のチャンスをつくるも、その後はホッフェンハイムのペースで試合が進んだ。

 左サイドで先発した宇佐美の個人技が試合を動かした。前半5分、タッチライン際で酒井との競り合いからスライディングタックルでボールをカット。リターンパスを受け、一気にドリブルで駆け上がった。縦に仕掛けてDFを振り切り、PA内左に進入すると、鋭い切り返しでMFクビストをかわし、右足でシュート。GKの股間を抜き、鮮やかにゴールネットを揺らした。

 ブンデスリーガ初ゴールを決めた16日のフライブルク戦(3-5)以来、2試合ぶり今季2得点目。幸先よく先制に成功すると、前半20分には宇佐美の絶妙なスルーパスにDFジョンソンが抜け出すが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 シュツットガルトは前半39分、岡崎に代えてMFトラオレを投入する。岡崎は直前の接触プレーで激しいチャージを受けた影響か、前半途中での交代となった。勢いに乗るホッフェンハイムは前半42分、MFブクチェビッチが右サイドから折り返したボールをファーサイドでフリーの宇佐美が右足でシュート。ボールはGKの横を抜けたが、ゴールライン手前で酒井がかろうじてヘディングでクリアした。

 ホッフェンハイムは1点リードで折り返した後半立ち上がりに待望の追加点を奪う。後半2分、カウンターからMFフィルミノが中央を駆け上がり、ラストパスを受けたFWホセルが右足ミドルを叩き込んだ。さらに同13分にもカウンターからダメ押しの3点目。左サイドを抜け出したジョンソンの折り返しにホセルが走り込むと、シュートは前に出てきたGKに弾かれる。さらに跳ね返りをエリア外から宇佐美が右足でシュート。これもGKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をジョンソンが押し込んだ。

 宇佐美は後半22分、足を引きずるようにしながらMFホラントと交代。岡崎とともに負傷の程度は気がかりだが、チームはそのまま3-0で快勝し、今季初勝利を挙げた前節のハノーファー戦(3-1)に続く2連勝を飾った。一方のシュツットガルトは3試合ぶりの黒星。最近2試合は引き分けていたが、これで開幕5試合で2分3敗となり、いまだ初勝利を挙げられない泥沼にはまっている。


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