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「断崖絶壁を登るような勝利」、ファーガソン監督は怒り隠せず

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 プレミアリーグは1日、第15節を行い、MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは敵地でレディングに4-3で競り勝った。2度のビハインドを許すなど前半30分までに両チームが3点を奪い合った乱打戦。前半34分のFWロビン・ファン・ペルシーのゴールが決勝点となったが、アレックス・ファーガソン監督は試合内容への不満を隠そうとはしなかった。

「信じられないような内容だ。今シーズンで最悪の守備だったと思う」。前半8分に先制点を決められると、同13分、16分のゴールで逆転しながら同19分、23分と失点。前半23分までに3失点を許す展開から同30分のFWウェイン・ルーニーの2点目、34分のファン・ペルシーの決勝点で逆転勝ちした。

「我々は相手のクロスに競り勝てなかった。もちろんレディングのクロスの精度が高かったということでもある。それにしたって、我々はもっと良いプレーをすべきだった。負けていてもおかしくはない内容だったが、今シーズンのチームは劣勢になっても得点を取れて、逆転勝利にまで持ち込める。ウェイン(ルーニー)、ロビン(ファン・ペルシー)、それにアシュリー・ヤングは素晴らしかった。相手も彼らを抑えられなかったからね」

 攻撃陣を称えながらも守備面に苦言を呈す指揮官。「すべては自分たちのミスが原因。今日のような守備をしていては、毎試合で逆転勝利をしないといけなくなってしまう。収穫としては、選手たちが最後まで諦めなかったこと、そして自分たちの限界を超えようと必死になってプレーしたこと。それが今日の試合で得られたものだ」。この日、2位のマンチェスター・シティが引き分けたため、勝ち点差は「3」に広がった。

「他チームの結果を知っていたからこそ、勝利で終えることが重要だった。しかし、自分たちの試合をして勝たないといけない。今日は断崖絶壁を登るような勝利だった。幸運にも勝ち点3を取れて良かった」。ファーガソン監督は勝利を喜びながらも最後まで怒りはおさまらない様子だった。


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