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[DFB杯]長谷部、細貝がそろって中盤で先発、ボルフスが逆転で8強入り

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 DFBポカール(ドイツ国内杯)は19日、3回戦を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクはホームでMF細貝萌の所属するレバークーゼンと対戦した。細貝、長谷部ともに中盤で先発出場した日本人対決は、ボルフスブルクが2-1で逆転勝利。準々決勝進出を決めている。

 前節のハンブルガーSV戦(3-0)は今季初の右SBで先発した細貝。この日はアンカーの位置に入り、中盤を流動的に動くMFジエゴが中央に流れてきたときにはマンツーマン気味にマークした。細貝が本職のボランチで先発したのは10月25日のELラピド・ウィーン戦(4-0)以来。しかし、このときは前半10分でDFカドレツが負傷交代したため開始早々に左SBにポジションを下げており、中盤でフル出場したのは今季初となった。

 試合は前半31分、左SBのボエニシュが右足で上げたクロスボールをクリアしようとしたDFファグネルがキックミス。そのまま自陣ゴールに吸い込まれるオウンゴールでレバークーゼンが先制に成功した。

 後半11分には細貝がジエゴを倒して与えたFKをジエゴが直接狙ったが、GKがキャッチ。ボルフスブルクの反撃にレバークーゼンが耐える展開が続き、右サイドハーフで先発した長谷部も何度か右サイドからクロスを上げたが、味方に合わない。後半18分には左クロスがファーサイドに流れたボールを長谷部が狙ったが、DFのブロックに阻まれた。

 ボルフスブルクは後半21分、右SBのファグネルに代えてFWビエリーニャを投入。長谷部が右SBにポジションを下げた。攻撃的布陣にシフトし、さらに攻勢を強めるボルフスブルク。すると後半33分、相手の中途半端なクリアボールをMFトレーシュが左足で豪快に蹴り込み、ついに1-1の同点に追いついた。

 このまま延長戦突入かと思われた後半45分、ボルフスブルクはカウンターから左クロス。DFのクリアミスをFWバス・ドストが右足ダイレクトボレーで蹴り込み、劇的な決勝点を奪った。細貝、長谷部ともにフル出場した日本人対決はボルフスブルクが逆転勝ち。リーグ戦では15位に低迷しているボルフスブルクが同2位のレバークーゼンを下し、8強入りを決めた。


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