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前半のリードを守りきり、チェルシーがアーセナルとのダービーを制す

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 プレミア・リーグは20日に第23日2日目を行い、チェルシーはホームでアーセナルと対戦した。前半はホームのチェルシーが圧倒的に試合を支配する。前半6分にMFフアン・マタのゴールで先制すると、16分にもMFフランク・ランパードがPKを決めて点差を広げる。しかし、後半に入るとアーセナルが攻勢に出る。14分にFWセオ・ウォルコットが1点を返す。その後もチェルシーを押し込んだアーセナルだったが、同点ゴールを挙げられないまま試合終了。前半のリードを守り切ったチェルシーが、ロンドンダービーを2-1で制している。

 雪の降る中で行われた試合、最初に決定機をつくったのはアーセナルだった。前半4分、ウォルコットのパスからFWオリビエ・ジルーがチャンスを得るが、シュートは右に外れて行く。その直後の5分にはチェルシーが中盤でアーセナルからボールを奪うと、DFセサル・アスピリクエタのパスをPA内でマタが絶妙なトラップ。そのまま左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 早い時間帯に先制したチェルシーは、前半11分にもPA内にボールを持ち込んだMFエデン・アザールがシュート。これはGKシュチェスニにセーブされる。それでも同16分、チェルシーは速攻からマタのパスを受けたMFラミレスがPA内で仕掛けると、GKシュチェスニに倒されてPKを獲得。これをランパードが決めて、2-0と点差を広げた。

 その後も引き気味のアーセナルに対し、チェルシーが押し気味に試合を進める。前半36分にもマタのパスからラミレスが縦に仕掛けてシュートを放ったが、ボールは枠を捉えられなかった。前半45分にもFKの流れからFWフェルナンド・トーレスが決定機を得たが、シュートを枠に飛ばすことはできずに2-0で前半を折り返す。

 16日のサウサンプトン戦では、後半に2点のリードを追い付かれて2-2で引き分けたチェルシー。この日も後半の立ち上がりから押し込まれる。後半2分にFKの流れからPA内のDFメルテザッカーにシュートを打たれたが、ボールがGKペトル・チェフの正面に飛んだ。同4分にもウォルコットに最終ラインの裏を取られたが、これもGKチェフが正面でキャッチしている。

 それでも後半13分、F・トーレスへの縦パスをカットしたアーセナルは、MFジャック・ウィルシャーのスルーパスからウォルコットがDFラインの裏を取り、GKとの1対1を確実に決めて1点差に詰め寄った。このゴールで俄然、勢いの付いたアーセナルはチェルシーを攻め立てた。

 対するチェルシーもF・トーレスが長い距離のドリブルからチャンスをつくろうとする。しかし、ゴール前でのプレーには精度を欠き、得点は挙げられない。後半30分にはアーセナルがMFアンドレイ・アルシャフィンを起用する。チェルシーも後半35分にF・トーレスを下げて、FWデンバ・バをピッチに送り出した。同38分にはデンバ・バが決定機を得る。最終ラインの裏を取り、GKシュチェスニもかわしたが、シュートはDFトマス・ベルメーレンにブロックされ、試合を決めることはできなかった。5分間のロスタイム、アーセナルもパワープレーからチャンスをつくった。しかし、ゴールネットを揺らすことはできずに今季初の連敗を喫した。

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