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ニックネームは「タマ」、大卒ルーキー三田は1年目を勝負の年と位置付ける

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 会見で呼んでほしい名前を聞かれた新加入選手たち。「『タマ』と呼んでください」。そう答えたMF三田啓貴(←明治大)は、会見後に行われた囲み取材で「由来を話すと長くなるんですが…」と苦笑いを浮かべながら理由を話し始めた。

「アザラシのタマちゃんから来ています。中学のとき、コーチに『ストレッチしているときの姿が似ている』と言われたんです。最初はちょっとダサくて嫌だったんですが、ジュニアユースのときからずっとそう呼ばれているので、もう慣れました。みなさんにも『タマ』と呼んでほしいと思います」と笑顔でニックネームの由来を明かした。

 ジュニアユース、ユース時代をFC東京で過ごした三田は、“出戻り”での入団となる。「このユニフォームを着ることが憧れだった。チームの勝利に貢献できるようなプレーがしたい」と目を輝かせる。

 ユーティリティーさが売りの三田だが、ボランチでのプレーを得意としている。今オフは昨シーズンまでボランチのレギュラーとして活躍していたMF梶山洋平がギリシャ・スーパーリーグのパナシナイコスに移籍。三田にも梶山の“穴埋め”となる活躍が期待される。「常に自信を持ってプレーしたい」と話す三田。「梶くん(梶山)がいなくても、東(慶悟)選手が入ったり、(長谷川)アーリア選手だったり、米(米本拓司)がいるので厳しいには変わりはありませんが、その中で盗みながらやっていきたい」と仲間との切磋琢磨を誓う。

「もう22歳なので。本当に勝負の年。初日から気合を入れてやろうと思っていた」。始動日となった20日。早速ゲーム形式の練習が行われたが、三田は臆することなくプレーした。ランコ・ポポヴィッチ監督からも「ブラボー」との声があがっていた。レギュラー奪取の日までアピールを続ける三田。センス抜群の左足が味スタを沸かせる日も遠くはない。

(取材・文 児玉幸洋)

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