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3選手同時交代のレアルが逆転勝利でクラシコ2連戦に弾み

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 リーガ・エスパニョーラは23日、第25節を行い、3位レアル・マドリーは敵地で最下位のデポルティボと対戦し、2-1の逆転勝利を飾った。レアルはこれで3連勝。26日のコパ・デル・レイ準決勝第2戦、3月2日のリーガ第26節と、公式戦2試合連続でバルセロナと対戦する“クラシコ2連戦”へ弾みを付けた。

 FWクリスティアーノ・ロナウド、MFエジル、MFケディラらをベンチに温存したレアルだったが、試合はまさかの展開となった。前半14分、MFディ・マリアの直接FKがゴールのわずか右に外れると、その後はデポルティボのペース。同35分にはMFピッツィのスルーパスに反応したFWリキが左サイド角度のない位置から豪快に左足を振り抜き、ニアサイドを破った。

 先制後も立て続けにチャンスをつくるデポルティボ。前半43分にはピッツィが個人技で仕掛け、DFペペをかわしてフィニッシュまで持ち込んだが、ゴールライン上でDFマルセロが何とかヘディングでクリアした。

 1点ビハインドで折り返した後半もなかなかリズムをつかめずにいたレアルは後半12分、同時に3選手を交代する。マルセロ、MFエッシェン、MFモドリッチを下げ、C・ロナウド、エジル、ケディラを投入。MFカジェホンが左SBに下がり、エジルとケディラのダブルボランチ、2列目に右からディ・マリア、MFカカ、C・ロナウドと並べる攻撃的布陣で反撃に出た。

 直後の後半16分、C・ロナウドのスルーパスに抜け出したFWイグアインがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。それでも同28分、ディ・マリアの横パスを受けたカカがPA手前から鮮やかなミドルシュートを叩き込み、ついに1-1の同点に追いついた。

 そして試合終了間際の後半43分、カカの絶妙なスルーパスに抜け出したC・ロナウドがGKを引き付け、冷静に横パス。イグアインが無人のゴールに押し込み、2-1と逆転に成功した。3連勝を飾ったレアルだが、後半ロスタイムにディ・マリアが遅延行為で立て続けに2枚のイエローカードを受け、退場。リーガのクラシコは出場停止となる見込みで、後味の悪い結末となった。


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