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乾先発のフランクフルトは5試合連続ノーゴール…CL圏外の5位に後退

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 ブンデスリーガは10日、第25節3日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でDF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦し、0-0で引き分けた。乾は2試合連続で先発したが、得点に絡むことはできず、チームも5試合連続の無得点に終わった。酒井はベンチ入りしたが、3試合連続で出番がなかった。

 4試合連続無得点中のフランクフルトは序盤から果敢に攻め込んだが、この日もゴールが遠かった。前半22分、MFピルミン・シュベクラーからの縦パスをFWカリム・マトムールが落とし、ゴール前に乾が走り込むが、シュートはGKがセーブ。同34分には左サイドでボールを持った乾がMFアレクサンダー・マイヤーとのワンツーで中に切れ込み、右足ミドルを放ったが、ゴール上に外れた。

 積極的にゴールを狙う乾は正確なパスでチャンスも演出する。前半40分、左から中に切れ込み、絶妙なスルーパスを通すが、PA内右に走り込んだDFセバスティアン・ユングはパスを選択。折り返しはDFのブロックに阻まれた。0-0で折り返した後半4分には乾の左クロスに合わせたマイヤーのヘディングシュートがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。あと一歩のところでゴールを割れなかった。

 試合前から降り続けた雪が激しさを増す中、試合はこう着状態に入る。互いに最後の崩しに工夫が見られず、決定機をつくれないまま時間が経過。乾は後半45分にベンチに下がったが、チームは最後まで1点を奪うことができず、0-0のスコアレスドローに終わった。フランクフルトはこれで5試合連続ノーゴールとなり、5戦白星なし(3分2敗)。順位も勝ち点、得失点差で並ばれたシャルケに総得点の差で抜かれ、CL圏外の5位に後退した。


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