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日本出身のインド代表MF和泉新、次なる目標は日本との対戦

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 日本出身で昨年8月にインド国籍を取得したMF和泉新(30)がインド代表の一員として新たなチャレンジに取り組んでいる。

 インド代表は2月6日、ホームでパレスチナ代表と国際親善試合を行い、初招集された和泉は後半18分から途中出場。インド代表としてフル代表デビューを果たした。

 和泉は父がインド人、母が日本人のハーフで、高校卒業後、JAPANサッカーカレッジに入り、アルビレックス新潟の練習に参加するなど技術を磨いた。卒業後はアルビレックス新潟シンガポール、三菱水島FCを経て、06年から父の祖国であるインドリーグに挑戦。12年8月、インド国籍を取得した。

 そして今年1月29日、インドサッカー協会が発表したパレスチナ戦のメンバーに和泉が選ばれた。インド代表に帰化した選手の招集は同国初だという。

 パレスチナ戦で和泉は背番号26のユニフォームに袖を通し、後半18分からピッチに立った。得点にこそ絡めなかったが、精力的に駆け回り、攻守に存在感を発揮。スタンドからは大きな声援を浴びた。次なる目標はインド代表での初ゴール、そしてチームの勝利。さらには、いつか日本代表と対戦するときを待ち望んでいる。

●MF和泉新
(いずみ・あらた)
■生年月日
1982年7月31日
■出身地
山口県
■経歴
下関中央工業高-JAPANサッカーカレッジ-アルビレックス新潟シンガポール-三菱水島FC-イースト・ベンガル(インド)-マヒンドラ・ユナイテッドFC(インド)-プネーFC(インド)

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