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[国際親善試合]ブラジルが2点先行も、イタリアがバロテッリ弾などで追いつく

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 イタリア対ブラジルの国際親善試合が21日、スイスのジュネーブで行われ、2-2で引き分けた。前半33分にFWフレッジ(フルミネンセ)のゴールで先制したブラジルは同42分にもMFオスカル(チェルシー)のゴールで加点。しかしイタリアも後半9分にMFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)の得点で追いつくと、同12分にはFWマリオ・バロテッリ(ミラン)がミドルレンジから同点弾を突き刺した。6月に開催されるコンフェデレーションズ杯では、日本と同組のグループAに属する両チームの前哨戦はドローに終わった。

 親善試合とは思えない意地と意地のぶつかった好ゲームとなった。まず主導権を握ったのはブラジルだった。前半33分、左サイドからDFフィリペ・ルイス(A・マドリー)がクロスを上げると、DFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)の頭に当たり、ファーに流れる。だがこれをフレッジがダイレクトで押し込み、ゲームを動かした。

 さらにブラジルは前半42分、鋭いカウンターからFWネイマールが中央をドリブルで突破すると、斜めに走り込んだオスカルにスルーパス。オスカルは左足アウトでゴール右隅に蹴り込み、リードを広げた。

 2点のビハインドを背負い、前半を折り返したイタリアだが、後半開始からFWステファン・エル・シャーラウィ(ミラン)とMFアレッシオ・チェルチ(トリノ)を投入し、局面の打開を図った。

 すると後半9分、エル・シャーラウィーからの左CKを、混戦の中デ・ロッシが右足アウトで流し込み、1点差に迫る。さらに3分後の同12分にはペナルティーアーク付近からバロテッリが狙い澄ましたミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、あっという間に同点に追いついた。

 テストマッチということもあり、交代枠を使いながら試合を進めた両チーム。その後スコアは動かなかったが、見ごたえ十分のゲームとなった。

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