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ハーフナーが初の1試合2発も…フィテッセは3点差追いつかれ8連勝ならず

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 エールディビジは13日、第30節を行い、FWハーフナー・マイクとDF安田理大の所属するフィテッセは敵地でローダと対戦し、3-3で引き分けた。ハーフナーはオランダ移籍後初の1試合2得点を挙げたが、勝利には結び付かず、チームの連勝も7で止まった。安田は3試合ぶりのベンチスタートで、最後まで出番がなかった。

 立ち上がりは押し込まれたフィテッセだが、前半12分に相手のシュートがポストを叩くなど運も味方に付け、徐々に流れを引き寄せる。すると、同26分、FWレナト・イバーラの右クロスからゴール前に走り込んだハーフナーがヘディングシュート。ハーフナーの2試合ぶりとなるゴールで先制に成功した。さらに前半36分、FWウィルフリード・ボニーとのワンツーから抜け出したハーフナーが右足でゴールに流し込み、追加点。1試合2得点は昨年1月にフィテッセに加入してから初めてで、今季通算9得点となった。

 後半11分にはイバーラのクロスにボニーが頭で合わせ、3-0と突き放したフィテッセだったが、ここからまさかの展開が待っていた。後半18分、PKで1点を返されると、流れが一変。同25分に2失点目を喫し、試合終了間際の後半ロスタイムに同点ゴールを許してしまった。7連勝で優勝争いに食い込んできたフィテッセにとって、痛恨のドロー。3点のリードを守り切れず、連勝は7でストップした。

 今季通算9得点となったハーフナーはシーズン2ケタ得点に王手をかけた。過去に欧州の主要1部リーグで2ケタ得点を記録した日本人選手は98-99シーズンにセリエAのペルージャで10得点を挙げた中田英寿氏、06-07シーズンにブンデスリーガのフランクフルトで11得点を記録した高原直泰、そして11-12シーズンにブンデスリーガのドルトムントで13得点を記録した香川真司の3人のみ。4大リーグではないものの、エールディビジで日本人選手として初の2ケタ得点に期待がかかる。


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