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アビダルがバルサ退団を発表「必ず、戻ってくる」

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 30日、バルセロナのDFエリック・アビダルが今季限りでの退団を発表した。

 昨年3月の肝移植手術から不屈の闘志でピッチへ戻ってきたアビダル。今年4月のマジョルカ戦で復帰し、4試合に出場した。クラブは引退を決めたその時はバルセロナスクールの強化担当のポジションを確約すると伝えたという。ただ、33歳のアビダルはサッカーを続けていくことを決断。代表招集などで不在の選手を除くチームメート全員とコーチスタッフが見守る中で記者会見は行われた。

 バルサに2度のCL制覇などをもたらした彼の口から出たのは感謝のことば。「バルサと共にいた6年間は、僕の人生の中でも最も大きな経験だった。僕は素晴らしいチームメートと出会い、多くのことを学んだ。彼らと僕を信じてくれたコーチスタッフ、ドクター、フィジオセラピスト、メディナ医師が僕を助けてくれたおかげだ。みんなが僕のことを心配し、僕のリハビリを見守り、戻ってきた日に喜んでくれた」

 ロセル会長は「彼は私達のハートをつかみ、私達の人生において、大切なことがあると証明してくれた。誰もが決してもう、終わったとあきらめてはならないのだと」。1日の今季最終戦が現時点でのアビダルの目標だ。そして、あきらめることなく次の目標へ突き進んでいく。「バルサでプレーをし続けていきたいと思い、一生懸命、ここで戦ってきた。だが、クラブの見方は異なっていたし、僕はそれを受け入れなければならない」と話したアビダルだが、「僕は去っていくが、必ず、戻ってくるだろう」と宣言。新天地で活躍し、いつの日かバルセロナに帰ってくる。
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