アルゼンチンの大物のイタリア移籍に満足

　元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポ氏は、ナポリ加入が確実となったFWゴンサロ・イグアインが、同クラブを飛躍させると見ている。また、アルゼンチンの同朋がイタリアに移籍していることに満足しているようだ。

　FWエディンソン・カバーニをパリ・サンジェルマンに放出したナポリだが、FWカジェホンやFWドリエス・メルテンスを獲得。さらに、イグアインの加入も確実となった。メディカルチェックをクリアした同選手は、26日にお披露目される予定となっている。

　クレスポ氏はイタリア『ラジオ・キス・キス・ナポリ』で、次のように話している。

「イグアインはナポリを飛躍させるだろう。25歳だけど、すでに国際的にも経験豊富だ。素晴らしいストライカーで、ナポリは本当に大きな補強をしたと思う。ただ、サポーターの熱狂は理解するけど、落ち着かなければいけない。彼は新たな場所、新たなリーグ、新たなチームに加わるんだ。チームメートたちもレアル・マドリー時代のそれとは違う。慣れる時間が必要だ」

　この夏はFWカルロス・テベスもユベントスに移籍した。クレスポ氏はアルゼンチンの大物ストライカーがセリエAに加わることについて、このように述べている。

「ユヴェントスとナポリのどちらがより大きな補強をしたか?　イタリアサッカーが大きな補強をしたんだと思う。アルゼンチンの素晴らしい選手たちがセリエに来たことはうれしいね」

「イタリアはもうビッグネームが出ていくことに慣れていたけど、流れが変わってきているんだ。イタリアは、経済的な限界を知らなければいけない。僕らがいた黄金期とは違う。でも、彼らの加入は、流れを変える上で大きな一歩となる」

　また、クレスポ氏は、アルゼンチンの選手にとってナポリの本拠地サン・パオロでプレーすることの意味を強調している。

「(ディエゴ・)マラドーナ時代を知っているアルゼンチンの選手なら、誰だって彼のチームでプレーしたいと望んだものだ。残念ながら、僕はナポリと交わらなかった。僕が成長したときはナポリが落ちていて、ナポリが良くなったときには僕がキャリアの終盤を迎えていたんだ」

「サン・パオロで初めてプレーしたとき、すごく感動して泣いたよ。認めるのも恥ずかしくない。ディエゴが歩いた同じ階段を歩いたなんて、信じられなかった。サン・パオロでプレーするのは、どんなアルゼンチン人選手にとっても、すごいことなんだよ」

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