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酒井:「まさか慎司さんにやられるとは…」

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失点にも絡んだ「悪循環」な試合に悔しさ

 シュトゥットガルトDF酒井高徳は11日、ブンデスリーガ第1節のマインツ戦でフル出場したが、元同僚のFW岡崎慎司のゴールもあり、2-3で敗れた。自らも失点に絡んでしまった酒井は、結果や岡崎にゴールを許したことへの悔しさをのぞかせている。

 酒井は14分、マインツの先制点に絡んでしまった。中盤でFWニコライ・ミュラーにボールを奪われると、そのままゴールを許している。その後、チームは一度追い付いたが、岡崎のゴールで勝ち越されると、N・ミュラーに3点目を献上。終盤に1点差としたものの、初戦を落とす結果となった。

 練習試合やDFBポカール、ヨーロッパリーグの試合をこなしていた酒井だが、「スピードとか速さにちょっと戸惑ったというか、苦戦した」。「ブンデスリーガ特有の、切り替えの速いサッカーにちょっと付いていけなかった」「疲れた。キツかったですね」と、ブンデスリーガは力強さ、球際の迫力、前への推進力などが違うと話した。

 失点シーンについては、「セーフティーさを欠けていた」。「守備はもうちょっと集中してやらないといけない。それで時間や体力を使い、あんまり攻撃できなかった。悪循環な試合」と、うまくいかなかったことを悔やんだ。

 前半途中、酒井は左から右へポジションを変更した。DFセルダール・タスキの負傷交代に伴うもので、仕方がないとしながらも、「チームとしてのアクシデントにすぐ対応できなかった」。このポジション変更で岡崎とマッチアップしたことについては、「初戦で慎司さんと当たり、アクシデントでマッチアップするのは運命的な縁」と話した。

 その岡崎には、1-1の場面で勝ち越し弾を決められた。酒井は「あの人のあのシュートは、普通は入らないんですけどね」と冗談を飛ばしつつ、「本当に負けたくないし、ボールが入ったら潰そうと思っていた」。「まさか慎司さんにやられるとはね」と悔しさをのぞかせた。

「自分を良くしていかなければ」「慣れていくしかないというのが一番。単純に自分のパフォーマンスが悪かった」と、反省の弁が続いた酒井。だが、まだ初戦ということもあり、「改善できるところはある。まだ始まったばかりなので、ちょっとずつ慣らしていきたい」と前を向いた。

 14日には、日本でウルグアイ代表との国際親善試合だ。「こういうミスでやられるのがドイツ。代表でもその辺は意識してやらないといけない」。「今日のパフォーマンスなら次に使われるか分からないが、しっかり帰って練習してアピールするだけ」と、代表戦でも改善を目指しつつ、続くブンデスリーガ第2節へとつなげていきたいと話している。

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