指揮官はジョークで「トライアル中」

　昨季限りで現役引退を表明した元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が、古巣ロサンゼルス・ギャラクシーで練習に復帰したようだ。現役復帰の可能性も報じられたようだが、ギャラクシー指揮官はその可能性を冗談交じりに否定している。

　ベッカムは現役時代にマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ミランなど数々のビッグクラブを渡り歩き、ギャラクシーを経てパリ・サンジェルマン(PSG)で選手生活に終止符を打っている。

　27日、ギャラクシーの練習に突如として姿を現したベッカム氏。チームメートと共に通常メニューをこなしたようだが、ブルース・アレーナ監督は元イングランド代表MFについて次のように話している。

「ベッカム?　彼は、ここでトライアル中だよ(笑)」

「とても楽しかった。彼はファンタスティックな青年で、チームに最高の雰囲気をもたらしてくれる。デイビッドを見ていると、いつも晴れ晴れしい気分になるんだ。ギャラクシーに在籍した数年間、彼は本当に素晴らしかった。事実、彼と関係を保ち続けられることは、チームにとってもクラブにとっても大切なことだ」

　ベッカム氏の現役引退表明時には、サッカー界の各方面から今後の活躍を期待する声が寄せられた。PSGのナセル・アル・ケライフィ会長が何らかのポストを用意している可能性を示唆するなど、引く手あまたの同氏だが、これからどのような仕事を担っていくのだろうか。