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インテル会長、トヒル氏との協力姿勢を強調

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売却後のクラブ残留も示唆

 インテルのマッシモ・モラッティ会長は、クラブの買収を目指すインドネシア系の実業家エリック・トヒル氏との交渉を継続していることを認めつつ、同氏と協力してチームの強化を進めていく姿勢を強調している。

 30日に行われたクラブの理事会で重要な決断が下されることになる可能性もあると見られていたが、結果的にはまだ最終結論が発表されることにはならなかった。理事会を終えたモラッティ会長のコメントをイタリアの複数メディアが伝えた。

「昨年のチームの動向や補強などについてが議題だった。それ以上のことは何もない。(トヒル氏とは)話をしているところだ。交渉はどういう形でまとまる可能性もある。彼が(インテルの)ファンでないことは問題ではない。ファンになるだろう。我々は一緒に仕事をするやり方を模索している」

「これが最後の理事会ではないし、(先週末の)ジェノア戦が私にとって会長としての最後の試合ということにもならない。インテルがより強くなることができるように彼と一緒に仕事をしていく。彼との間にはシンパシーがある」

 モラッティ会長はトヒル氏へのクラブ売却後もインテルにとどまる可能性を示唆しながらも、クラブ内で役割を分担することはないとしている。

「(クラブに残るのは)何らかの形であり得ることだ。大事なのはインテルが守られていることだからだ。そのことに関心がなければ、私は15年間も会長をしていないだろう。中心にあるのはインテルだ」

「サッカーチームでは役割は分かれるものではない。共存があるだけだ。私がスポーツの面だけに専念して、マーケティング面は何も知らないということになるつもりはないし、その逆もない。すべてのことを一緒にやっていくことになるだろう」

 この夏の補強に関してはすでに終了したとしており、基本的には駆け込みの補強を行うことは考えていないとモラッティ会長は主張している。

「大事なことはもう済ませた。これ以上の新しいことについて考える可能性があるとすれば、何か素晴らしいチャンスが訪れた場合だけだ」

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