敵地でサンダーランドに3-1

　29日に行われたプレミアリーグ第6節、サンダーランド対リバプールの一戦は、アウェーのリバプールが3-1で勝利している。

　リバプールは7分、スタリッジがペナルティーエリア中央手前で倒され、FKを得る。これをジェラードが直接狙い、サンダーランドGKが弾いたところをシュクルテルが押し込んだ。しかし、これはオフサイドで取り消され得点は認められない。

　リバプールはその後、前線から積極的にプレスをかけるサンダーランドの気迫に押され、なかなか相手陣内までボールを運べない。

　すると23分、サンダーランドに決定機が訪れる。ジャッケリーニのドリブルから、良い位置でFKを獲得。ラーソンのキックが鋭い軌道でゴールに向かう。だが、これはバーに嫌われた。

　ピンチを脱したリバプールは、その5分後に先制点を奪う。ジェラードが蹴った右CKに、スタリッジが体で飛び込む形で合わせてネットを揺らした。手に当たったようにも見えたが、主審の笛は鳴らず得点を記録している。

　35分には、この試合でプレミアリーグへの復帰を果たしたL・スアレスに得点が生まれる。カウンターから右サイドでロングボールを受けたスタリッジが、そのままドリブル突破。サンダーランドDFとGKウェストウッドの間にパスを通し、それをスアレスが滑りながら決めた。

　サンダーランドもあきらめない。41分、浮き球スルーパスに反応したガードナーが、走り込みながらうまくボレーを合わせる。決まっていれば素晴らしいゴールだったが、ここはGKミニョレの好守に防がれた。

　後半に入ると、反撃に出たのはサンダーランドだった。52分、キ・ソンヨンがミドルシュートを放ち、GKミニョレがこぼしたところにジャッケリーニが現れ、1点を返した。

　1点差に詰め寄られたリバプールだが、ボールを保持して試合をコントロールする。72分にJ・エンリケのクロスにL・スアレスがチャンスを迎え、77分には攻め上がったK・トゥーレが強烈なミドルシュートを放つが、サンダーランド守備陣とGKウェストウッドの好セーブに阻まれ突き放すことはできない。

　リバプールは終盤、ロングボールを多用するサンダーランドの攻撃を跳ね返し続ける。耐え続けた後の89分、L・スアレスがこの日2点目を記録する。カウンターからL・スアレスがスタリッジにフィード。スタリッジが右サイドを切り裂きクロスを上げると、それをL・スアレスが左足で合わせてゴールを奪った。

　L・スアレスの2ゴールで勝利を収めたリバプールは、勝ち点差でトッテナムに並び2位に浮上。エースの出場停止処分も解け、今後に向けて明るい兆しが差している。

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