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誤審によるゴールめぐりドイツサッカー連盟が審議

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 ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ裁判所は19日、ホッフェンハイムが18日に行われたブンデスリーガ第9節・レバークーゼン戦での審判の判定に対し異議申し立てを行ったことを受け、主審、両クラブ、担当委員会から意見聴取し、審議を行うことを決定した。DFBは同時に国際サッカー連盟(FIFA)に対し、国際規定について問い合わせており、同規定に沿って決断を下す方針だ。

 問題となっているのは18日に行われたブンデスリーガ第9節のホッフェンハイム対レバークーゼン戦の後半25分のシーン。CKに合わせたレバークーゼンFWシュテファン・キースリンクのヘディングシュートはゴールの枠を外れ、外側のサイドネットを揺らしたが、ネットに空いていた穴をすり抜け、ゴールの中へ。フェリックス・ブライヒ主審は得点を認めたが、明らかな誤審だった。

 このゴールが決勝点となって1-2で敗れたホッフェンハイム側は猛抗議し、再試合を要求。ブンデスリーガでは94年のバイエルン対ニュルンベルクの試合で、やはり誤審による得点が認められ、再試合となったことがある。

 ブンデスリーガ公式サイトによると、DFBで規定に関する事柄を取り扱うライナー・コッホ氏は「このようなゴールを不当と見るのはもっとも。再試合の要求が出るのも無理はないが、FIFAが審判の判定を尊重する姿勢を貫いていることも考慮しなければならない」とコメント。10年の南アフリカW杯でイングランド代表MFランパードのミドルシュートがゴールラインを越えていたにもかかわらず、得点が認められなかった例を挙げ、「このような事例ではFIFAの方針を尊重する必要があるため、規定の範囲内で何ができるかがカギになる」と慎重に話している。


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